研究課題/領域番号 |
05451127
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
宮沢 鉄蔵 千葉工業大学, 工学部, 教授 (60083888)
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研究分担者 |
鎌田 元弘 千葉工業大学, 工学部, 講師 (30224645)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 地域環境 / 自然立地 / ライフスタイル / 農村地域 / 地球環境 / 空間形成 / 農村集落 / 自然立地単位 / 炭酸ガス収支 |
研究概要 |
従来、日本の伝統的な農村空間では近代技術の進展が都市部に比べて遅れていたことも手伝って、地域環境と一体となった認識が無意識に形成され、人々のコミュニケーションや地域文化に根ざした居住環境が形成されてきたと考えられる。本研究はこれらの農村地域を環境維持システムとして再評価し、現代の環境計画の為の基礎的技術として位置付け、人間活動と環境保全のバランスを示すモデルを提示することを目的としている。本報告は2部構成となっており、第1部は「自然立地単位および炭酸ガス排出状況からみた農村環境の評価」、第2部は「ライフスタイルの実態からみた農村環境の評価」である。第1部では、自然立地に注目した分析結果から、集落を単位とした自然性豊かな緑地が保全されるための条件が、集落の立地、生活環境指標、営農環境指標等から整理された。また炭酸ガス排出状況においては、水田、畑作(露地)、施設園芸の順で負荷が大きく、それらは集落の諸指標ともある程度関連が見られることがわかった。第2部では住民に対するアンケート調査の結果から、都市居住を体験している居住者は農村の自然環境評価が高いこと。農村のライフスタイルは、近郊部、山間部といった地域差よりも、若者、壮年、高齢者といった世代差が顕著であることがわかった。また、若者においては、農村部の自然環境やスペースの広さなどについて評価が高く、利便性については車で行ける範囲の生活環境が評価されていることがわかった。
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