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在宅高齢者の寝たきり化予防と重度化予防のための地域ケアシステムのあり方

研究課題

研究課題/領域番号 05451128
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

島内 節  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (70124401)

研究分担者 深野木 智子  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80238443)
林 正幸  国立公衆衛生院, 保健統計人口学部, 保健報告処理室長 (10189665)
石井 享子  東京医科歯科大学, 医学部保健衛生学科, 講師 (20202947)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード寝たきり / 在宅ケア / ケアシステム / ケアシスム / 脳卒中 / 痴呆 / 難病 / 転倒・骨折 / 失禁 / 転倒 / 住宅
研究概要

わが国では後期高齢者が急増する時期に入り、高齢者の寝たきり化率は、先進諸外国に較べて非常に高く、その主な理由は生活の仕方や生活条件にあると考えられている。寝たきり化は高齢者のみでなく、家族のQOLに多大な影響を与えるので予防の重要性が高い。厚生省では高齢者保健福祉推進十カ年戦略として平成2年度から平成11年度までに実現することを掲げている課題の一つに「寝たきりゼロ作戦」がある。
本研究では、このような社会状況を踏まえて健康レベル別に対象の比較および地域別ケアシステムの比較に基づき、寝たきり化予防と重度化予防のために必要なケアシステムとして確立すべき条件および改善条件・具体策について提言することを目的とし、研究成果では以下のことが示唆された。在宅者でALDが低下しやすく寝たきり化しやすい条件は、疾病では骨折・脳卒中・難病・高度痴呆症、生活面では失禁と転倒の発生および日課がない・生活リズムがない・介護者との人間関係と介護力・住宅環境が悪いなどであり、これらを予防することが重要である。また、ケアシステムとしてはこれらの対象者の早期把握(特に退院時)による訪問ケア・デイケア・リハビリテーションの早期開始が効果を上げやすいことが明らかになった。
在宅ケア高齢者について寝たきり化、重度化予防をめざして健康レベル群別の比較研究や地域比較研究をしているものは、アメリカ合衆国においてその一部がなされている程度である。わが国および諸外国においてもほとんどみられない。上記の結果から得られた成果は当該地域のみの成果ではなく、他の地域でその分析法、ケア技術、健康政策上の施策化についても応用可能なものであると考えられる。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (19件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (19件)

  • [文献書誌] 島内節、深野木智子、高階恵美子、林正幸: "脳卒中後の在宅ケア対象者における寝たきり化と重度化の視点からみた分析 第1報、第2報" 日本公衆衛生会雑誌 40(10). 916-917 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中谷芳美、島内節、林正幸: "脳卒中在宅ケア対象者のケアニーズの特徴と予防ケア" 日本科学学会雑誌 14(3). 268-269 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 島内節、中西睦子、氏家幸子、竹尾恵子: "高齢者の生活自立促進と寝たきり予防のための看護技術に関する研究" 平成5年度看護総合対策, II1-II51

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 牛久保美津子、島内 節、山野辺トキ、保坂貞子: "脳血管障害者の病院から在宅生活への継続ケアの要件-退院前後の患者のADLレベルとケアニーズ比較-" 看護研究. 26(6). 31-44 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 島内 節、中西 睦子、氏家 幸子、竹尾 恵子: "高齢者の生活自立促進と寝たきり予防のための看護技術開発に関する研究" 看護対策総合研究. 1-25 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺 恵、島内 節、川村佐知子、牛久保美津子、高階恵美子: "在宅療養者とその介護者の年齢区分による介護上の問題とその解決状況の特徴" 第14回日本看護科学学会誌. 116 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 島内 節、深野木智子、佐藤 健次、土井 道子: "行政からの訪問看護を受ける在宅高齢者の尿失禁の内的・外的要因とケアに関する研究 第1報-尿失禁の関連要因とケアの視点" 日本公衆衛生雑誌. 880 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 島内 節、沼田 彩子、林 正幸、土井 道子: "在宅ケアにおける保健婦のコーディネーション機能とケアシステム第1報、第2報、第3報" 日本公衆衛生雑誌. 484-486 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高階 恵美子、島内 節、高崎 絹子: "在宅ケア対象者における介護ニーズの構造とその要因の分析-介護ニーズを予測した早期の看護介入を可能にするために-" 第14回日本看護科学学会誌. 70 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 島内 節、久常 節子: "地域看護活動計画と評価" 医学書院, 245 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 島内 節、久常 節子: "地域看護研究" 医学書院, 193 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Shimanouchi S,Kida S,Yano M,Uchida E: "The Actual Conditions and the Prospects of Home Nursing Services in japan、The Nursing Study of Designated by World Health Organization" Japaneses Ministry of Health and Welfare. 1-112 (1991)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Noji A & Shimanouchi S: "Community-Based Home Visit Nursing Care By Tokyo Metropolitan Government-The Characteristice and Needs of the Home Care Patient Requring medical Treatment" First International Nursing Research. 211-212 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 島内節、深野木智子、北川公子、野地有子、七田恵子、友松英二: "在宅ケア対象者の介護レベル別にみたケアニーズの構造" 日本公衆衛生雑誌. 39(10). 249 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 松下和子、島内節、北川公子、野地有子、友松英二: "高齢者の看護・介護に関する研究,分担研究 行政の訪問指導・看護システムの評価に関する研究" 厚生省長寿科学総合研究平成3年度報告. 548-552 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 島内節、林正幸: "在宅ケア高齢者の入院可能性要因からみた看護ケア体制" 日本看護科学会誌. 13(3). 160-161 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山口昇、旭俊臣、島内節、野村陽子: "ケアコーディネーション研究報告書" 長寿社会開発センター. 1-174 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 島内節・久常節子: "成人地域看護活動" 医学書院, 245 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 島内節・久常節子: "老人地域看護活動" 医学書院, 245 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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