研究課題/領域番号 |
05451129
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
野々村 典子 北里大学, 看護学部, 講師 (40208377)
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研究分担者 |
猪又 克子 北里大学, 看護学部, 助手 (20207723)
堀 良子 北里大学, 看護学部, 講師 (70199529)
塚越 フミエ 北里大学, 看護学部, 講師 (70227362)
岡崎 寿美子 北里大学, 看護学部, 助教授 (30185417)
ライダー 玲子 (島崎 玲) 北里大学, 看護学部, 教授 (90191676)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1993年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | CAI / 学習評価 / 個別学習支援 / 視聴覚教材 / コースウェア / 筋肉内注射 / 看護技術教育 |
研究概要 |
看護技術教育における補助教材として開発したマルチメディアCAI「筋肉内注射」の学習評価に関する研究の成果を以下に記す。【.encircled1.】認知的領域のパネル調査:3年次にCAI学習前後の調査を行った本学部4年生のうち78人に対して、筋肉内注射に関する知識度について追跡調査を行った。CAI学習前後と同じ設問で実施し有効回答者36人について得点の平均値からその変化をみると、CAI学習前が26.7点であり、学習直後が36.7点、1年5ヶ月後は29.3点であった。t-検定によると学習の前と後では有意差がみられたが、学習前と卒業前とには有意差がみられなかった。【.encircled2.】S-P表分析法による学習評価:S-P表分析法によると、CAI学習の前後の一覧表の比較には学習の効果が明らかに図示された。個別の傾向としては、学習前に低得点であった学生の多くが高得点に変化している。しかし、40人中5人の学生については、全体の得点平均値の上昇に比べて上昇率が低かった。その5人の回答内容や学習履歴内容を検討したが原因はまだ明らかでない。【.encircled3.】VTR画面の改良:筋肉内注射場面について再度撮影と編集を行った。新旧のVTR画面の比較調査を本学部3年生12人に対し行った結果、新しく撮影・編集したものの画質が高く評価された。【.encircled4.】調査方法および学習環境の改善:調査方法の改善として従来の調査内容の簡略化と回答を画面入力ができるようにコースウェアの前後に組入れるようにした。また、学習実行セットを学部図書館に2台設置でき、「与薬」終了後の2年生を対象とした調査時には、放課後や空き時間など学生は自由に学習していた。69人の利用があり、その内5人の学生が2回学習していた。また、4年生の利用もあり、学習環境を改善した結果と考える。しかし、平成2年度に購入した機器で作成したコースウェアが今年度購入した学習実行セットに対応しにくいことが多く、ハード面の進展速度への根本的対処が必要と考える。
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