研究分担者 |
甲斐 雄一郎 筑波大学, 教育学系, 講師 (70169374)
熊谷 智子 国立国語研究所, 日本語教育教材開発室, 主任研究官 (40207816)
石井 恵理子 国立国語研究所, 日本語教育研修室, 研究員 (90212810)
古川 ちかし 国立国語研究所, 日本語教育研修室, 室長 (60190138)
中道 真木男 国立国語研究所, 日本語教育教材開発室, 室長 (70150034)
茂呂 雄二 国立国語研究所, 言語教育研究部, 主任研究官 (50157939)
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研究概要 |
日本人に対する国語教育と外国人に対する日本語教育とにおける聴解指導の実践状況および実践上の問題点を明らかにして,聴解指導の方法の理論的な裏付けを探求することを目的として,以下の諸点について調査・研究を実施した。 1.聴解指導研究資料の収集・分析……国語教育・日本語教育等語学教育における聴解指導研究文献の収集 2.教室談話過程の分析……小学校における国語授業の録音・録画資料作成,および,各種の観点からの分析 3.聴解テスト問題の課題と方法の探求……中学校の国語教室における聴解テストの実施 4.非母語話者子弟が混在する教室談話の分析……外国人子弟が混在する小学校のクラスにおけるコミュニケーションネットワーク構築状況,ストラテジー発達等の観察 これらの結果から,教室談話の構成単位に関する仮説を得てそれに基づく現実談話の分析を行った。また,言語的標識,音声言語メッセージと非言語情報との関連,参加者の姿勢・位置などの映像情報等,教室談話資料分析の際の着目点に関する見通しを得た。次年度以降,新たな課題として,教室談話資料作成の手法を確率し,できるだけ多くの資料を収集して,さらに多様な観点からの分析を加えるとともに,研究目的のために,ここで作成された資料を広く提供する可能性を検討する計画である。
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