研究課題/領域番号 |
05452019
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
舞原 俊憲 京都大学, 理学部, 助教授 (90025445)
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研究分担者 |
鶴 剛 京都大学, 理学部, 助手 (10243007)
長田 哲也 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80208016)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 銀河形成 / 銀河 / 宇宙初期 / クェーサー / スターバースト / 赤外線分光 / 高赤方編移 / スターバースター |
研究概要 |
地球の上層大気で強い放射をしているOH夜光を除去することのできる高感度の観測装置(OHS)を用いて、高赤方編移(high-z)の銀河やクェーサーの赤外線分光観測を実施した。これは、宇宙の比較的初期における銀河やクェーサーの形成と初期進化の過程についての観測的研究を行なうことが目的である。実際本年度の観測においては、赤方編移の値が2〜4の領域にある幾つかの天体のJバンドおよびHバンドの赤外線スペクトルの情報が得られた。それに基づいて比較的初期の若い宇宙における銀河の物理状態のケーススタディを進めることができた。 具体的には、i)超高光度赤外線銀河の1つであるF10214+4724の精度の高いスペクトル、ii)赤外線サーベイで発見された非常に赤い高赤方変移銀河Hawaii167、iii)特に大きなライマンα吸収を示す特殊なクェーサーQ0201+113、さらには、iv)原始銀河の分光的特徴をもつ電波銀河4C40.36、などの輝線や連続スペクトルが得られ、研究成果としてまとめられている。それらの天体は、通常の赤外線分光器ではOH夜光バックグランドのため観測ができない暗い高赤方編移銀河・クェーサーであり、我々の開発したOHSで初めて精度の高い赤外線分光観測が可能になったものである。ここに揚げた天体は、すべて国内・国外の主要な学術論文雑誌に投稿して掲載されたものi)、投稿中のものii)、および投稿しつつあるものiii),iv)であり、研究成果報告書にそれらを掲載した。
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