研究課題/領域番号 |
05452144
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
設計工学・機械要素・トライボロジー
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
沖野 教郎 京都大学, 工学研究科, 教授 (30001093)
|
研究分担者 |
山本 裕 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70115963)
松本 豊 京都大学, 工学部, 助手 (40239124)
渡部 広一 京都大学, 工学部, 助手 (90201251)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
|
キーワード | ボトムアップ / CAD / 自己組織化 / 自律分散 / モデロン |
研究概要 |
本研究課題においては、従来の設計法が基本構造設計から始まり、部品設計までトップダウンに進められていたのに対して、逆に部品集合に要求仕様を投入し、対応部品の自己組織化によってボトムアップに行う設計法の可能性を探り、そのCADの実現を試みる。研究成果は次の如くである。 1.ボトムアップCADの要素となるモデロンの研究:自律要素モデロンの構成と自己組織化の理論を構築するとともに、機械要素(歯車,軸,軸受など)についてモデロンの具体例を作成した。 2.モデロンシステムの開発:ボトムアップCADの実行環境のプロトタイプとして、モデロンが相互に対話し、自己組織化を行うことのできるマルチタスク実行環境を試作した。 3.メッセージの標準化:上記実行環境はオープンシステムであるからモデロンが対話する際、使用する言語は標準化されねばならない。機械設計を例にとって標準語を提案した。この場合モデロンの設計式群を述語論理形式に統一し、論理推論プロセスのユニイフイケーションの中で解を得るようにした。 4.ボトムアップCADシステムの実験:歯車減速機の設計を例にとり、歯車モデロン、軸モデロン、軸受モデロンが開発した自己組織化環境において対話しつつ、互いのパラメータを決定する過程を実験した。 以上、本年度を最終年度とする研究はボトムアップCADを具体化する方法を提案し、その実現性を例示することを成果として終了した。
|