研究課題/領域番号 |
05452162
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
岡田 養二 茨城大学, 工学部, 教授 (90007774)
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研究分担者 |
永井 文秀 茨城大学, 工学部, 助手 (50007639)
近藤 良 茨城大学, 工学部, 助教授 (90186867)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 磁気浮上 / 回転機械 / 電気モータ / 磁気軸受 / ディジタル制御 / アクチュエータ |
研究概要 |
磁気軸受と回転モータの機能を一体化する方式として、モータの磁極数の+2または-2極の磁極を重畳して実現する理論を提案し、その一般解を証明する実験に成功した。これは誘導型と同期型モータで実現できる。同期型モータでは浮上と回転制御が完全に分離でき制御しやすいが力が弱い欠点が明らかとなった。一方誘導型では、ロータの強度があり高速回転に向いている。また浮上力が強いがロータ内部での損失が大きく、効率が悪化することが明らかとなった。これらの特性は実験的にも求められ、その成果は国内外の学会で発表し、大きな注目を集めている。 これら双方の長所を取り入れ、強力で実用的な浮上モータとして内部永久磁石方式の同期モータを提案し、実験を進めてきた。内部磁石ロータは表面は積層鋼板なので強度があり磁気抵抗が少ない。しかも内部磁石により同期モータとしての特性も持っている。実験結果から強力な浮上モータの実用化の見通しがえられた。また実用上の制御しやすさなどを考え、2つの3相巻線を持ったモータの試作を進行中である。 以上の成果は、高性能で実用的な浮上回転モータの開発の指針を示すものである。
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