研究概要 |
1.非対称静的荷重の作用する立体トラスについて,最小断面積制限関する制約摂動により,最も有効な部材配置を見いだす数値的手法を開発した。さら本手法を拡張し,ブレースを有する平面骨組に対し,最適な構造形式を選定するためルゴリズムを開発した。 2.重層大空間骨組形式の平面トラスに対し,複数の形状変化を規定パラメータを導入し,入力地震動の複数方向成分を同時に考慮したときの,強震時ずみ及び加速度が指定値以下となるような設計解の例(順序集合)を生成する手法発した。 3.粘弾性ダンパーを有する平面建築構造物に対し,ダンパーの減衰のレベルを代表する1つのパラメータを導入し,強震時の層間変位が指定値に一致ような設計解の列を生成する理論を展開した。 4.すべり節点ケーブルネットに対し,指定した初期応力の下での釣条件を満たす形状を求める手法を開発した。本手法では,全節点が1つの平面内に存るような自明な釣合い形状を初期解として,境界形状パラメータに関するテイラーにより釣合い形状設計解列を生成する。 5.強震レベル地震動の作用する免震型せん断型構造物モデルに対し震層としての第1層の層間変位制約の代わりに最上層質点の応答加速度を制約条件にた変位-加速度制約設計解列を求める逆摂動型手法を開発した。 6.せん断型構造物-杭-地盤連成系モデルに対し,「高い地盤剛性する地震時応答制約剛性設計解」を初期解として,地盤剛性を代表するパラメータする剛性設計解列を生成する方法を展開するとともに,地盤剛性評価の変動幅を考慮設計法を展開した。本手法は,上部構造の固有周期と地盤の固有周期が近接する場合適用できる。
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