研究課題/領域番号 |
05452319
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
内野 健一 九州大学, 工学部, 教授 (00037904)
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研究分担者 |
一ノ瀬 政友 九州大学, 工学部, 助手 (50038006)
井上 雅弘 九州大学, 工学部, 助教授 (40151625)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 地下空間 / 火災 / 消火と退避 / 数値シミュレーション / 模型実験 / 相似性 / 消化と退避 |
研究概要 |
本年度に主に実施した項目と研究成果を要約すれば以下のようである。 1.ダクト状空間におけるPMMA丸棒の燃焼特性 地下空間火災のシミュレーションのための基礎資料の一環として、地下の共同溝などにおける、ケーブル火災の特性を調べるために矩形ダクト内でPMMA(合成樹脂)丸棒を燃焼させ、その燃え広がり速度や火災、火災ガスなどの様子を観測した。この結果、1)水平ダクト中で無風状態では、直径が10mmの丸棒の燃焼は継続できない。2)風速が0.5m/sになると激しく燃焼するようになる。3)ダクトを傾斜させると丸棒が天盤側にある場合には、その燃え広がり速度は増加する傾向が認められるが、その他の場合は余り変化しない。 2.レーザーライトシートを用いた流れのシミュレーション 本年度は支保がある坑道模型を作成し流れの解析を行った。この結果、壁面での流れは異なるものの、主流は余り変化しないことがわかった。また、坑道に機械などの障害物がある場合の流れについても解析を行った 3.火災現象シミュレーションプログラムの開発 数値シミュレーションの場合、プログラム作成そのものの他に、モデル作成時に注意すべき点があり、モデルの境界と通気の吹き出し口の距離があまり小さいと正しい結果が得られず、また、グリッドが大きすぎると精度がかなり悪くなることがわかった。
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