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木曽三川下流低平農業地帯の水環境改善に対する集落排水施設の導入効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452324
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関岐阜大学

研究代表者

天谷 孝夫  岐阜大学, 農学部, 教授 (80033265)

研究分担者 西村 直正  岐阜大学, 農学部, 助手 (80180644)
松本 康夫  岐阜大学, 農学部, 教授 (30021728)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワード木曽三川 / 低平地 / 輪中 / 農業集落排水施設 / 水質汚濁
研究概要

木曽三川の沖積作用により形成された豊かな濃尾平野における、都市部の無秩序な拡大を主因とする多くの問題の内、最も重要な水環境の悪化に対する農村側での取り組みとして期待される。農業集落排水施設の導入効果について研究を実施した。
先ず、本施設の物理的な汚濁物質の負荷軽減作用だけでなく、農村居住民の地域環境改善への意欲を高め、ひいては周辺地域からの各種汚濁水の流入による農業用排水の水質悪化を防止する、広域対策の実施への方向性を追求した。対象地として、木曽三川下流域に分布する輪中群の中核的な位置を占める、高須輪中地区を中心として水環境の経時的変化に関する調査を継続し、今後さらなる改善への努力の傾注が必要であること確認した。同時に、高須輪中地区の最上流部に位置する平田町にて水路の水質調査を行い、現状の汚濁負荷の高さを実証すると共に、同町で計画・施工中の排水処理施設が早期に稼動を開始する以外に抜本的な対策がないこと、さらにそこへ至るまでの水質調査の継続が重要であることを認めた。
農業集落排水施設の導入効果の検討に際し、処理機能に特徴を有する施設を対象に、機能と維持管理に関する調査を継続した。その結果、現在一般的に行われている運転管理のレベルでは、十分に設計処理機能が発揮できない状況が多く生起していることが分かった。また、これから着工ないしは供用開始が予定されている施設において、その処理能力の問題故に、将来間違いなく強化される排水基準とどう整合性を保つかということも、今後の重要な課題である。本低平地帯が排水の終着駅たる環境は以後も永劫に続くため、本排水施設の導入効果の高さと、その機能の維持管理の重要性とを強く認識した。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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