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オブジェクト指向データベースの高速化を目的とした新しい二次記憶編成法の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452350
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京大学

研究代表者

喜連川 優  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40161509)

研究分担者 中野 美由紀  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30227863)
中山 雅哉  東京大学, 大型計算機センター, 助教授 (90217943)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1993年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
キーワードオブジェクト指向 / 二次記憶システム / ファイル編成 / パーシステント
研究概要

プログラミング言語に於いてその重要性が認知されつつあるオブジェクト指向の概念は、データベースシステムに於いても研究が盛んに行なわれている。我々はオブジェクト指向データベース構築の為のツールとしてCを基本とするP3Lと呼ぶパーシステントプログラミング言語を開発している。本言語に於けるパーシステント記憶システムとして、まずkalaなるプロダクトへの構築を行なった。そしてよりオープンな実現を目指し、ウィスコンシン大学に於けるExodousプロジェクトで開発されたExodous Storage Managerとの接続を実現した。この様にP3Lに於けるパーシステントストアに関するインタフェースは種々の外部記憶システムとの接続が容易であることを実証出来た。これらの実績をふまえ、ログストラクチャファイルを基本とした独自のパーシステントストア設計を行なった。オブジェクト指向データベースでは、オブジェクトの大きさが大きく変動することから、効率の高い二次記憶管理手法が望まれる。LFSではオブジェクトの変更・挿入を一括化することにより、性能を改善しているが、これに対し主研究では検索に対しても、互いに参照頻度の高いオブジェクト群を動的にクラスタリングし、新たなセグメントとして保存することにより、より高いローカリティを達成することが可能とすべくLFSへの拡張を行なった。このクラスタリング処理の駆動は更新系のガーベジコレクターとの融合により比較的効率よく実現出来る。現在、P3L処理系に本パーシステントシステムに組み込むべく実装方式に関する検討を終了し、実装を進めている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鈴木慎司,喜連川優,高木幹雄: "サロゲートOIDを用いたポインタ書換え方式" 情報処理学会第48回(平成6年前期)全国大会講演論文集,4G-4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木慎司,喜連川優,高木幹雄: "永続的プログラミング言語P3L処理系のGCCとExodus Storage Managerによる実装" 情報処理学会第47回(平成5年後期)全国大会講演論文集,D4-4. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Shinji Suzuki,Masaru Kitsuregawa,Mikio Takagi: "Persistent Programming Language P3L and its Application to Global Database as an Implementation Tool" International Workshop on Global GIS,ISPRS. 102-108 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木慎司,喜連川優,高木幹雄: "永続的プログラミング言語P3Lにおける分岐特性を考慮したレジデンシィ検査について" 電子情報通信学会1993年春期大会講演論文集,D-86. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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