研究課題/領域番号 |
05452352
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
矢島 修三 (矢島 脩三) 京都大学, 工学部, 教授 (20025901)
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研究分担者 |
安岡 孝一 京都大学, 大型計算機センター, 助手 (20230211)
荻野 博幸 京都大学, 工学部, 教務職員 (40144323)
武永 康彦 京都大学, 工学部, 助手 (20236491)
濱口 清治 京都大学, 工学部, 講師 (80238055)
高木 直史 名古屋大学, 工学部, 助教授 (10171422)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 論理関数 / 二分決定グラフ / 論理関数処理 / 論理設計支援 / 並列アルゴリズム / 計算複雑さ / 内容アドレスメモリ / 組合せ問題 / 形式的設計検証 |
研究概要 |
本研究では、共有二分決定グラフを中心に、論理関数処理の高速化に関して理論と応用の両面から基礎的研究をおこなった。 1.論理関数処理のアルゴリズム・計算複雑さに関する研究 二分決定グラフによる基本的な論理関数処理である、論理演算、既約化の並列アルゴリズムを示し、その計算複雑さを明らかにした。また、二分決定グラフによる論理関数の表現能力について、多項式サイズの二分決定グラフで表現できる論理関数のグラフと他のクラスの関係を明らかにした。さらに、しきい値関数を表現する二分決定グラフのサイズについて研究をおこなった。 2.論理関数処理機構に関する研究 二次記憶を用い、従来手法とは異なる幅優先の処理手法を適用することにより、主記憶上に記憶できない非常に大規模な共有二分決定グラフを高速に処理する手法を開発し、実験により評価をおこなった。また、メモリの高集積化技術の発展にともない非常に高い並列性を実現できる可能性を持つ、内容アドレスメモリ(CAM)上で共有二分決定グラフ処理をおこなうための手法を提案した。 3.論理関数処理に基づく設計支援に関する研究 論理関数処理の論理設計支援への応用として、スキャン付き順序回路に対する短いテスト系列の生成手法、および、非同期式順序回路の種々の状態割り当てについて、その解を得る手法を提案した。また、論理設計支援以外の分野への応用として、ブール処理を用いて種々の組合せ問題を解くアルゴリズムを提案した。
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