研究課題/領域番号 |
05452363
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
寺田 浩詔 大阪大学, 工学部, 教授 (80028985)
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研究分担者 |
許 炎 大阪大学, 工学部, 助手 (00243171)
岩田 誠 大阪大学, 工学部, 助手 (60232683)
滝根 哲哉 大阪大学, 工学部, 助教授 (00216821)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 多面的図的仕様記述 / データ駆動パラダイム / CASE / 協調的要求分析 / プログラム自動生成 / 自律分散処理 / 自己適用的システム実現法 / 動的データ駆動型マルチプロセッサ / データ駆動型マルチプロセッサ / 自己適用的システム実現性 / 動的データ駆動型マルチプロセッサ・システム |
研究概要 |
本研究の目的は、自然は仕様記述から高度並列に実行可能な目的プログラムを直接生成する体系を、データ駆動パラダイムを理論的基盤として、確立し、ソフトウェアシステムの保守性の大幅な向上の基礎を提供することにある。 1.仕様の自然は表現手法:応用分野に固有に用いられる自然な表現形式、例えば、信号処理分野における信号流れ図やブロック図などの各種の図的記法や数学式を相互補完的に用いて多面的かつ階層的に仕様を記述する体系を明らかにした。 2.データ駆動型プログラムへの直接変換手法:必ずしも形式的ではないこれらの図的仕様記述から高度並列・分散型実行可能なデータ駆動型プログラムへ変換するために本質的に必要な、振舞いあるはデータ構造などの補助的な情報を同じくこれらの図的表現から対話的に獲得する方法を明らかにした。本手法では、仕様記述と実行機械の間の中間的な水準に、抽象データ駆動プログラムを導入して、この水準で仕様の分析や検証行う方法を採用した。 ii.プロトタイプの構築:上述のプログラム生成手法自身を、図的表現を用いて定義し、さらに、生成系自身の仕様記述から、自身の機能を実現するデータ駆動型プログラムを生成し、これを模擬する形態で既設のワークステーション上にジェネリック(自己適用的)に実装した。 iii.実用的な信号処理への適用:ハイビジョン放送用のMUSE信号デコーダの仕様記述を取り上げた。上記のプロトタイプ上で、SFGを包含するブロック図による階層的記述に加えて、信号系列のデータ構造情報を定義することによって、データ駆動型プロセッサQv-3s上で実行可能な実用的なプログラムが直接生成されることが実証された。
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