研究概要 |
トカマク・プラズマにおいて径電場の勾配によるsheared flowによる乱流抑制効果と 閉じ込め改善モードとの関係に注目し,径電場の生成機構としてイオン軌道損失,乱流Reyroldsストレス 等を理論的に評価した.(プラズマ核融合学会誌 70 146(1994). トカマクにおいて不純物抑制,Hモード遷移のためにダイバータ-配位を用いることが多い.ダイバータ-配位のプラズマ周辺におけるイオン軌道損失は Hモード遷移にとって重要な径電場生成と深くかかわっている.イオン軌道損失領域と 径電場との関係を,イオン軌道のドリフト近似によって解析し,計算機による数値計算結果と 簡単化されたモデルによる解析結果との比較を行ない,よい一致を見た。 これらの成果により,径電場によってイオン軌道損失がどのように変化するかを定量的に示すことができた.これらの結果は プラズマ・核融合学会誌 70 882 (1994)および Jow pnys.Soc.Japan 63 4017(1994)に発表された.
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