研究課題/領域番号 |
05453172
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 昌弘 東京大学, 農学部, 助教授 (70134517)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | プロテアーゼ / プロテアーゼ阻害物質 / トリプシン / トリプシン阻害物質 / 藍藻 / Microcystis / 細胞毒性 / - / エラスターゼ / キモトリプシン / Nostoc / ペプチド |
研究概要 |
プロテアーゼ阻害物質のスクリーニングにおいて強いトリプシン阻害活性を示した淡水産藍藻Microcystis aeruginosa(NIES-98)より得られた阻害物質、および特異な構造を有する化合物の単離・構造決定を行い、活性の評価を行った。 国立環境研究所より分譲を受けたMicrocystis aeruginosa(NIES-98)をMA培地を用いて大量培養した。培養液より得られた凍結乾燥藻体を80%メタノールで抽出し、溶媒分画、各種クロマトグラフィーを用い精製し、トリプシン阻害物質aeruginosin98-A(1)、B(2)、C(3)を得ることができた。また、特異な構造を有する化合物aeruginoguanidine98-A(4)、B(5)、C(6)を得ることができた。 1の分子式はHRFABMSによりC_<29>H_<45>N_6O_9CISと決定し、アミノ酸分析および2DNMRスペクトルにより、allo-Ile、3-chloro-4-hydroxyphenyllactic acid(Hpla)、agmatin、2-carboxy-6-hydroxyoctahydroindole sulfate(Choi sulfate)の存在が確認された。配列順序は、HMBCスペクトルにより推定し、平面構造を1と決定することができた。2と3の構造は1の塩素が水素と臭素に置換していると推定した。1、2、3のトリプシン阻害活性はIC_<50>=0.6、0.6、3.9μg/mLであった。 5の分子式はHRFABMSによりC_<34>H_<59>N_9O_<14>S_3と決定し、2DNMRスペクトルにより、1-(4-hydroxy-3-hydroxymethyl)phenyl-1-hydroxy-2-propylamine 4′,3′,1-tri-O sulfate(Hphpa trisulfate)、N-MeArg、N^α-methyl-N^ω-geranylarginine(NmgArg)の存在が確認された。配列順序は、HMBCおよびNOESYスペクトルにより推定し、平面構造を5と決定することができた。4と6の構造は1のN-MeArgの側鎖が異なっていると考えられた。4-6の化合物は、マウス白血病細胞P388に対して弱い細胞毒性を示した。
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