研究課題/領域番号 |
05454015
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物生理
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高宮 建一郎 (高宮 健一郎) 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80037259)
|
研究分担者 |
太田 啓之 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (20233140)
塩井 祐三 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (70094092)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
|
キーワード | 光合成細菌 / 青色光効果 / Rhodobacter sphaeroides / puf operon / トランス因子 / ロイシン-ジッパーモチーフ / バクテリオクロロフィル / 二成分制御系 / puf-オペロン / ロイシン・ジッパーモチーフ / two-component system / リン酸化 / ゲルシフトアセイ |
研究概要 |
1.光合成細菌Rhodobacter sphaeroidesの、青色光照射によって発現制御をうけるpufオペロンのトランス因子(SPBと略す)を、ゲルシフト法により同定し、これを精製後クローニングした。 2.SPBは分子量11.5kDaでN末端側にロイシン・ジッパー・モチーフを有していた。 3.SPBは構成的に発現しており、リン酸化・脱リン酸化反応によりpufオペロンの発現を制御しているものと考えられる。リン酸化は青色光照射によってひきおこされると考えられるが、このリン酸化によってpufオペロンの発現は抑制された。 4.SPB破壊株は、野生株に比べ、弱光光合成での生育速度が大きかったが、呼吸による生育速度は同じであった。菌体あたりの色素量およびpufとpucオペロンの発現レベルは、野生株より高かった。 5.これらのことよりSPBはpufオペロン発現に抑制的に働くことが確認された。 6.SPB遺伝子の上流には、二成分制御系の遺伝子が存在し、下流には3つのORFが存在しており、これらもpufおよびpucオペロンの発現を制御することが予想された。 7.今後は二成分制御系とSPBを結ぶ情報伝達経路を明らかにする予定である。
|