研究課題/領域番号 |
05454038
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
日向 康吉 東北大学, 農学部, 教授 (00005589)
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研究分担者 |
渡辺 正夫 東北大学, 農学部, 助手 (90240522)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | アブラナ科植物 / 自家不和合性 / 優性 / 劣性 / S遺伝子 / 自他認識 / SLG / SRK / アブラナ / 認識 / 自己・非自己 / クローニング / アブラナ科 / 共優性 / 花粉 / 柱頭 |
研究概要 |
アブラナ科自家不和合性は胞子体的に働く1座位のS複対立遺伝子によって説明される。S遺伝子の間では共優性に発現するものが多いが、優性・劣性の関係もある。本研究では、このS遺伝子間の共優性、優劣性の関係の実体を明らかにし、さらに、自家不和合性関連遺伝子を単離して、その優性・劣性の発現機構を分析することを目的としている。 まず、日本とトルコのBrassica campestris集団から単離した25のS遺伝子ホモ系統を用いて、S遺伝子間の優劣性について検討した。柱頭側でSヘテロ接合の場合共優性グループと優性グループの2つのグループに分けられるが、花粉側でヘテロ接合の時には共優性グループ、優性グループ、劣性グループの3グループに分かれた。花粉で見られる優劣性と柱頭の優劣性とは関係がなかった。さらに、本研究では、14のS遺伝子組み合わせにおいて、共劣性現象ともいうべき現象が見られた。すなわち、S遺伝子がヘテロ接合となった場合、自家不和合性を示すが、いずれの親とも和合となる現象である。この様な現象は花粉側にのみ見いだされた。 以上の優劣性をもとに、いくつかのS遺伝子系統に由来するcDNAライブラリーまたはゲノミックライブラリーから自家不和合性関連遺伝子SLG, SRKの単離・解析を行った。S9系統のSLGとSRKのSドメインとプロモーター領域は、約1.7kbにわたって完全な一致が見られ、この高い相同性が柱頭側の優劣性に関与していると考えられた。また、花粉側で劣性のS29系統からSLGおよびSRBを単離した。これらの間には相互に高い相同性が見られた。
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