配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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研究概要 |
これまでに日本の重要な造林樹種であるスギについて核学的研究を進めてきており、スギの二倍体の核型がF染色体の構成により3つのタイプに分類されることを報告している。 スギの三倍体の核型はF染色体の構成により4つのタイプの存在が推定され、今回三倍性のO型(日田16号など)、I型(玖珂1号など)、II型(日田18号)を確認することができた。 次に、direct-cloningとdirect-labeling法により得たプローブを用いてスギの染色体の核小体形成部位上に45SrRNAgeneの明瞭な蛍光シグナルを検出した。 また、ロ-ソンヒノキなどヒノキ科樹木の数種について核形態学的解析をみた。 さらにスギ科樹木は核形態学的見地から次の4つのグループに大別された。 Group I:nipple fromのshort armとconnecting fiber、大型のtrabantから成る二次狭窄を有する染色体一対が存在する。Cryptomeria japonica,C.fortunei,Glyptostrobus pensilis,Taxodium distichum, T.ascendens,Sequoiadendron gigantium, Taiwania cryptomerioides,Metasequoia glyptostroboides Group II:末端小粒付随体から成る二次狭窄を有する染色体が存在する。Cunninghania lanceolata, Sequoia sempervirens Group III:Group IとIIにみられる特徴的な二次狭窄を有する染色体が存在する。Taxodium mucronatum Group IV:Group I,IIおよびIIIにみられない二次狭窄を有する染色体が存在する。Athrotaxis cupressoides,A.laxifolia,A.selaginoides 各Groupにおける二次狭窄を有する染色体数と一細胞当たりの核小体の最大数は一致した。
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