研究分担者 |
大里 耕司 東京農工大学, 農学部, 助手 (80143634)
千賀 裕太郎 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90142231)
中村 浩之 東京農工大学, 農学部, 教授 (90242239)
丸山 直樹 東京農工大学, 農学部, 助教授 (20014962)
瀬戸 昌之 東京農工大学, 農学部, 教授 (40015128)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,無秩序な都市化により地域生態系にゆがみが生じつつある都市近郊農村地域を対象として,健全な地域生態系を有する農村地域を再編成するための計画手法を開発し,これを首都圏の都市近郊農村地域にモデル的に適用して,具体的で実現性のある計画提案を行うことである。 平成5年度〜7年度にかけての3年間にわたり,都市近郊農村地域における地域生態系保全の計画手法の構築を行った。とりわけ,(1)土地利用の計画・規制システム(2)地域人口計画(3)自然的緑地計画(4)水辺環境近自然化計画(5)地域資源(生活・生産廃棄物等)の循環利用システム計画等についてあらたな計画論的総括を行い,各々について新しいモデルを提案して3ヶ年研究の成果としてとりまとめた。 また,これらを具体的な地域に適用して,その手法の適切さを検討した。具体的な地域としては,埼玉県狭山市堀兼地区を選定した。この地区は野菜と茶を主とした畑地農村であり,周囲を取り囲む屋敷林や雑木林と一体の土地利用がなされ,とくに屋敷林や雑木林から畑に堆肥が供給されて地域的な自然・資源環境システムが構築されている。また,屋敷林や雑木林は,地域の生物の生息環境として機能しており,ビオトープの役割を果たしている。このようなシステムは,その維持機構を解明することによって,あらたな農村の生態系の維持機構の構築にも役立つものである。
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