• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

閉鎖生態系におけるバイオフィルターとガス循環に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05454104
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物環境
研究機関東京大学

研究代表者

高倉 直  東京大学, 農学部, 教授 (50011929)

研究分担者 荊木 康臣  東京大学, 農学部, 助手 (50242160)
後藤 英司  東京大学, 農学部, 助手 (00186884)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード閉鎖生態系 / ガス循環 / 酸素濃度変化 / 酸素濃度
研究概要

閉鎖生態系の性質を理解することを通じて、地球という生きたシステムについて研究することを目的とする。そこに生命が存在するがゆえに、地球自身もまた一つの生きたシステム(地球生命圏、ガイア)といえる。なぜなら、変化する地球外環境に対して、生命圏が地球環境を調節することで、地球を生きている状態に保ってきたと考えられるからである。
ここでいう閉鎖生態系とは、外界と水や空気などガス交換は出来ないが、光や熱などのエネルギーの交換は可能な生態系である。すなわち、物質的には閉鎖されているが、エネルギー的には解放されている生態系のことで、この閉鎖生態系を取り巻く外的環境が変化した場合、あるいは系の内的環境が変化した場合に、閉鎖生態系がどのように反応し、どのようにその恒常性を発揮するかを解析することが本研究の目的である。
生態系を閉鎖する容器としては容積約20Lのポリカーボネイト製のデシケータを用い、生態系としては土壌、小石、ウィロモス、ジャイアント・バリス、マツモ・アナカリスと体長10〜20mmのレッドテ-ルグリーンシュリンプ3匹を入れた。閉鎖時の初期酸素濃度は10、20、30%試験区でほぼそれに近い10.1、20.2、30.3であった。酸素濃度計による酸素の経時変化とガスクロによる二酸化炭素の測定を行った。全体として84日間の観測では、54日までエビの生存が確認された。ウィロモスは次第に変色し、40日を過ぎては緑色のものは見られなかった。ジャイアント・バリスはかなり生長した。酸素濃度に関しては、10%区の上昇が大きく、20%区においても上昇し、逆に30%区においては減少した。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 野本岳志・高倉直: "閉鎖生態系の挙動観察と酸素濃度測定" CELSS学会誌. (発表予定). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nomoto, G., and Takakura, T.: "Behavior observation and oxygen concentration measurement in a closed ecosystem." CELSS Journal. (to be published). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 野本岳志・高倉 直: "閉鎖生態系の挙動観察と酸素濃度測定" CELSS学会誌. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 小峰正史,他: "CELSSにおけるスピルリナの培養" 生物環境調節. (予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 野本岳志,他: "閉鎖生態系の挙動観察と酸素濃度測定" CELSS学会誌. (予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 野本岳志: "閉鎖生態系の挙動観察と酸素濃度測定" CELSS学会. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi