研究課題/領域番号 |
05454112
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮本 元 京都大学, 農学部, 教授 (00026618)
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研究分担者 |
眞鍋 昇 京都大学, 農学部, 助教授 (80243070)
石井 隆 京都大学, 農学部, 助手 (70111945)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 卵巣の灌流培養 / 灌流培養装置 / 家畜卵巣 / 卵の体外成熟 / 卵巣の組織化学 / 卵母細胞の生理機能 / ゴナドトロピン / 卵胞のスチグマ形成 / 卵巣 / 灌流培養 / 培養液 / 卵 / 卵胞 / 黄体 / 脱水素酵素 / 潅流培養 / グルコース量 / 乳酸量 / 3β-水酸基脱水素酵素 / グルコース-6リン酸脱水素酵素 / 排卵 |
研究概要 |
家畜の片側の卵巣に含まれる卵母細胞は5〜10万個といわれ、第一成熟分裂前期の段階で休止している。これらの卵母細胞のうち生涯を通じて成熟し、排卵に至るものはウシ、ヤギなどの家畜では200個にも達っせず、大部分は個体に発生する機会を得ることなく死滅してしまう。この潜在的卵母細胞をいかに有効に利用するかが、家畜の改良・増殖にとって重要な課題である。家畜の卵巣を個体から摘出し、体外で灌流培養することによって卵巣に含まれる多数の潜在的卵母細胞を短時間のうちに人為的に成熟・排卵させることを目指して本研究を進めた。 申請者らが考案した卵巣灌流培養装置、特に卵巣容器、灌流液容器、酸素化装置に大きな改良を加え、培養液のpH、酸素濃度、温度などを適切に保てるようにした。なかでも、卵巣からの排卵を容易に確認でき、かつ排卵された卵細胞を簡便かつ確実に回収できるように卵巣容器を大幅に改良した。成熟卵胞の存在していない性周期の卵巣や幼若獣の卵巣を灌流培養し、ゴナドトロピンなどの生理活性物質を投与して未成熟卵胞の卵母細胞を成熟させ、排卵をおこさせる方法を検討し、卵巣組織の形態と生理機能を良く保存しながら、卵胞のスチグマ形成と破裂を再現よく誘発できるまでに手法を開発できた。
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