研究課題/領域番号 |
05454207
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
菊谷 仁 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (80161412)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 自己免疫 / T細胞 / MHCクラスII分子 / 自己抗原 / NODマウス / I型糖尿病 / 自己免疫疾患 / 組織適合性抗原 |
研究概要 |
自己免疫発症における自己反応性T細胞、MHCクラスII抗原、自己抗原の役割を明かにするために、I型糖尿病モデルNODマウスを用いて以下の研究を行った。まず、NODマウスの自己免疫成立に関わる自己抗原を同定することを目的に、膵島反応性CD4 T細胞クローンの認識する膵島抗原の解析を行った。その結果、5種のT細胞クローンのうち少なくとも2種のクローンは異なった抗原エピトープを認識することを明かにした。また、膵島β細胞の破壊機構を解析するために、NODマウス由来の膵島反応性CD4 T細胞クローンをNOD-scidマウスに移入し、糖尿病の誘導を試みた。異なるT細胞レセプターを発現する4種のT細胞クローンを各々単独で移入した場合、膵島炎β細胞破壊を誘導できたが、糖尿病には至らなかった。しかし、これらT細胞クローンを混合して移入したところ、非常に強い膵島炎と糖尿病を効率よく誘導できた。以上の結果は、効率のよい糖尿病発症には、複数の自己抗原エピトープを認識する多様な自己反応性T細胞集団が必要である可能性を示している。又最近、グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)がNODに糖尿病発症の原因抗体である可能性を示す報告がなされている。そこで、GADがI型糖尿病の引き金を引くか否かを解析するためにGADトランスジェニックマウスを作製した。
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