研究課題/領域番号 |
05454241
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
粕川 禮司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80045632)
|
研究分担者 |
佐藤 由紀夫 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20254013)
宮田 昌之 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40219788)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | IgMリウマトイド因子 / アミノ酸配列 / 熱ショック蛋白65 / ヒト熱ショック蛋白60 / γδ^+T細胞 / 補体活性化 / 熱ショック蛋白 / gammadelta^+T細胞 |
研究概要 |
RA患者滑膜から得られたB細胞をEBウイルスでトランスホームし、IgM-RF産生クローンを得た。 IgG-FCとのみ反応するmonoreactive RFが、他のssDNAやコラゲンIIと反応するpolyreactiveRFより、より多く得られた。monoreactiveIgM-RFのIgGFC結合力はpolyreactiveIgM-RFより強く、C4結合能も高かった。RA滑膜B細胞クローンから得られたIgA-RF産生細胞のRNAから得られたVH域のcDNA解析でVHのgermline DD66と87%のhomologyが認められ、VHcDNAのCDR1と2域に体細胞突然変異が多く認められた。 RA患者滑液中にはマイコバクテリウムHSP65KDaに対するIgG,IgM,IgA抗体が血清中より、より高値で認められた。 RA患者滑液単核球には末血単核球よりマイコバクテリウムHSP65KDaに対して3Hサイミジン取り込みでみられるより強い反応が認められた。この反応性と単核球中のHLA-DR^+γδ^+T細胞比率との間に相関が認められたことから、γδ^+T細胞がHSP65に対して強い反応を示すことが推測された。 RA患者血清にはヒトHSP60と反応する抗体が証明され、RA滑膜から得られたcDNAのクローンから得られたヒトHSP60のエピトープは他種HSPとhomologyの高い部位のほかに、他のいくつかの部位にも存在することが認められた。RA患者血清は他の膠原病患者血清に比しいくつかのエピトープと反応することが多く、しかも、epitopeが経時的に拡散するのが認められた。
|