研究課題/領域番号 |
05454261
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
西澤 正豊 自治医科大学, 医学部, 助教授 (80198457)
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研究分担者 |
川嶋 信吾 自治医科大学, 医学部, 助手 (30254915)
滝山 嘉久 自治医科大学, 医学部, 助手 (00245052)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | Machado-Joseph / 第14染色体 / 分子遺伝学 / triplet-repeat / anticipation / 遺伝子診断 / Machado-Joseph病 / triplet repeat / 脊髄小脳変性症 / 連鎖解析 / 遺伝子座 |
研究概要 |
我々はMachado-Joseph病(MJD)の遺伝子座が第14染色体長腕上に位置することを見いだし、昨年度に報告した。今年度はこの候補領域をさらに狭めるために、より詳細な連鎖解析を行うことにより、家系各人のハプロタイプを決定し、発症者における組換え例を解析した結果、D14S81の周辺約4cMまで候補領域を絞り込んだ。外国のMJD家系についても、共同研究により遺伝子座は同一であることを確かめた。さらに、この領域を含む酵母人工染色体(YAC)を同定することにより、YACによるcontigを作成し、そこから機能的遺伝子を単離して、MJDの原因遺伝子であるか否かを検証することを試みた。一方、臨床的な観察から、MJDにはanti-cipationが認められることを確認した。この知見はMJDもtriplet repeatの異常な増大を伴う疾患であることを強く示唆したので、CAG repeatをプローブとして、上記のYAC由来のDNAから、CAG repeatをもつ遺伝子を同定することを並行して試みた。 平成6年11月、脳に発現していてCAG repeatを有する遺伝子の一つが14q32.1にマップされ、MJD患者ではこのrepeatの繰り返し回数が異常に増大していることが報告された。栃木県と新潟県に在住するMJD家系についてこの遺伝子におけるCAG repeatが患者では異常に増大しているか否かを検索した結果、患者全例でこの所見を確認した。さらに、多数例の解析から、この繰り返し回数とMJDの発症年齢は強い負の相関を示すこと、父方からMJDが伝播する場合にrepeatの繰り返し回数がより不安定となり、回数が増大するpaternal biasが存在することを認めた。
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