研究課題/領域番号 |
05454275
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
石井 當男 横浜市立大学, 医学部, 教授 (90010363)
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研究分担者 |
後藤 英司 横浜市立大学, 医学部, 講師 (30153753)
塩之入 洋 横浜市立大学, 医学部, 講師 (20128599)
深水 昭吉 筑波大学, 応用生物化学系, 講師 (60199172)
梅村 敏 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (00128589)
松本 昭彦 横浜市立大学, 医学部, 教授 (20045975)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | アンジオテンシノーゲン / 遺伝子発現調節 / プロモーター / 転写調節因子 / 血管壁 / 脂肪組織 / 高血圧 |
研究概要 |
1.アンジオテンシノーゲン遺伝子プロモーターの解析:申請者らは、CATアッセイにより培養肝細胞および培養脂肪細胞の分化に伴うアンジオテンシノーゲン遺伝子の転写活性化に重要な複数のプロモーター領域を同定した。一つは転写開始点より上流の-96〜-52領域(AGE2)であり、もう一つはエクソン1にオーバーラップする」-6〜+22領域(AGE3)であることを明らかにした。ゲルシフトアッセイおよびDNaseIフットプリント法の結果、AGE2のパリンドローム配列には、肝細胞および分化した脂肪細胞に特異的な転写調節因子が結合し、AGE3の転写開始点を含む部位には細胞非特異的で、細胞分化とも無関係な転写調節因子が結合することが判明した。また、AGE2とAGE3に結合する転写調節因子間の相互作用が細胞特異的・分化特異的なアンジオテンシノーゲン遺伝子の転写調節に重要である可能性を示した。 2.転写活性化因子の単離:現在、マウスの肝臓および脂肪組織からRNAを抽出して、lambdagt11ベクターを用いてcDNAライブラリーを作製し、サウスウエスタン法による発現クローニングの実験を進めている。 実験的高血圧ラットを用いる研究:申請者らは、遺伝性肥満ラット(Wistar fatty rats)の血圧が肥満とともに上昇することを見いだしたので、まずこのラットを用いた研究に着手した。この肥満ラットはヒトの肥満に伴う高血圧に見られる特徴を持っているので、高血圧の成因につき交感神経系、レニン・アンジオテンシン系、特にアンジオテンシノーゲン遺伝子発現、の面から解析中である。また、肥満ラットの研究と同時に、遺伝性高血圧ラット(SHR,Dahl-Iwaiラット)、二次性高血圧モデルラット(DOCA-食塩高血圧ラット、Goldblatt高血圧ラット)を用いる実験を現在行っている。
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