研究課題/領域番号 |
05454285
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京大学 (1994) 信州大学 (1993) |
研究代表者 |
中畑 龍俊 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20110744)
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研究分担者 |
津野 隆久 信州大学, 医学部, 助手 (10242695)
小池 健一 信州大学, 医学部, 助教授 (40143979)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | マウス肥満細胞 / ヒト肥満細胞 / サイトカイン産生 / 大量培養CD34^+細胞 / stem cell factor / IL-3 / mRNA / 大量培養 / CD34^+細胞 / BMMC / 肥満細胞の大量培養 / インターロイキン-3(IL-3) / stem cell factor(SCF) |
研究概要 |
マウス骨髄細胞、腹腔細胞をIL-3+IL-4存在下に培養すると大量のマウス培養肥満細胞が得られた。 ヒト臍帯血単核球から純化したCD34^+細胞をstem cell factor(SCF)とIL-6存在下で培養すると、培養2週間目よりtryptase陽性のヒト培養肥満細胞が出現し、培養を続けると次第にその頻度が増大した。培養50日目には約60%、100日目には99%に達した。肥満細胞増殖に有効なサイトカインの検討ではSCFは必須であり、IL-6あるいはIL-11点かによりその増殖が著明に促進された。一方、CD34^-細胞分画からは培養肥満細胞は得られないことから、肥満細胞前駆細胞はCD34^+細胞分画に存在することが明らかとなった。このようにして得られた培養肥満細胞は6か月以上の長期にわたって培養可能であり、細胞表面に発現しているFcεRIをIgEと特異抗原あるいはanti-IgEで架橋することによりヒスタミンを放出した。 マウスおよびヒト培養肥満細胞を用いて、細胞表面のFcεRIをIgEと特異抗原あるいはanti-IgEにより架橋後、経時的にRNAを抽出し、種々のサイトカインのmRNAをreverse transcriptase polymerase chain reaction(RTPCR)あるいはNorthern blotting法により測定した。IL-3,IL-4,GM-CSFなどのmRNAが確認された。
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