研究課題/領域番号 |
05454341
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
土井 俊夫 京都大学, 医学研究科, 講師 (60183498)
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研究分担者 |
上田 之彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (70252434)
横出 正之 京都大学, 医学研究科, 講師 (20252447)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / 非酵素的糖化終末産物 / 細胞外基質 / IV型コラーゲン / 転写因子 / メサンギウム細胞 / 平滑筋αアクチン |
研究概要 |
糖尿病性腎症において高血糖で生じる非酵素的糖化終末産物(AGE)が重要な役割を果たしている。本研究ではAGEがメサンギウム細胞に働き、細胞外基質(ECM)産生を亢進させる事を明らかにし、そのECMの主成分であるIV型コラーゲンの遺伝子制御について検討を加えた。AGEの効果はtransient transfection法にて転写因子の活性の増加であった。gel-shift法ではプロモーターに結合するDNA結合蛋白の一つであるA1p145の減少と新たな結合蛋白の増加を認めた。A1p145はmRNAレベルでも著名に減少している事がわかった。従ってAGEではA1p145のdown regulationが働き、IV型コラーゲン増加をおこしている事が明白となった。A1p145はDNA replication factor C のlarge subunitそのものであり、AGEがECM産生と細胞増殖の両方に関与している事が明らかとなった。
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