研究課題/領域番号 |
05454350
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 弘 名古屋大学, 医学部, 教授 (70154755)
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研究分担者 |
岡田 秀親 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30160683)
林 衆治 名古屋大学, 医学部, 助手 (30218573)
磯部 健一 名古屋大学, 医学部, 助教授 (20151441)
中島 泉 名古屋大学, 医学部, 教授 (40022826)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 異種移植 / 補体制御因子 / 遺伝子操作 / 抗体産生 / 超急性拒絶反応 / gene engineering / marzinal zone / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
補体制御因子遺伝子導入による異種細胞での補体反応制御効果に関するin vitroでの実験結果を基に、補体制御因子遺伝子導入トランスジェニックマウスを作成した。遺伝子を複数導入したダブルトランスジェニックマウスは、遺伝子をひとつだけ導入したシングルトランスジェニックマウスと比較してより異種免疫反応抑制効果が強力であることが証明された。 異種抗体産生のメカニズムは、異種脾細胞静注モデルを用いて、脾動態解析を行い、検討した。異種の場合、同種または同系と比較して、脾臓白脾髄marzinal zoneが著明に拡大し抗体産生と関連があることが明らかとなった。またサイクロフォスファミドなどのDNA阻害剤が抗体産生を抑制すること、およびanthracycline系薬剤が異種移植における免疫抑制剤として有効であることが証明された。 以上より、補体制御因子遺伝子導入トランスジェニックブタを作成し、異種移植に最も有効な免疫抑制療法を行うことにより、異種移植は臨床応用が可能であることが示唆された。
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