研究課題/領域番号 |
05454355
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
秋吉 毅 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (70038660)
|
研究分担者 |
渋田 健二 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (70253531)
中島 秀彰 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (20253528)
井上 裕 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (90203249)
有永 信哉 九州大学, 生体防御医学研究所, 講師 (70151181)
上尾 裕昭 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (70150430)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
|
キーワード | 遺伝子治療 / インターロイキン2 / B7-2 / サイトカイン / 共増巾因子 / φ2neo / pMG5neo / PA317 / 遺伝子移入 / インターリューキン2 / レトロウイルスベクター / SCIDマウス / 遺伝子移 |
研究概要 |
最終年度のまとめとして、以下の結果を得た。 1.サイトカイン(特にIL2)cDNAをplasmid vector(pRc/CMV)を用いて、ヒト胃癌株化細胞に移入するtransfection assayを行うこと、及びその移入効率、安定性、DNA、蛋白レベルでの解析等行った。その結果、ある程度の効率で移入が認められ、サイトカイン産生も認められたが、その期間は短期間(約60日)であった。従って、より効率よく長期にわたる移入を行うにはviral vectorを用いることが必須であると考えられた。 2.そこでpBlueSciptに組み込まれたIL2cDNAをLTR promotorを持つレトロウイルスベクターpGEM5neoに組み換えた。この際IL2cDNAの3'下流にあるpoly A signalを除く工夫を行うことでIL2蛋白産生量の増加を期待した。 3.免疫接着因子B7-2のcDNAをRT-PCR法にて増幅後、ベクターに組換えsequenceを確認後pGEM5neoへの組換え体を作製した。以上の組換え体をpackaging cell PA317あるいはφ2へtransfectionした。 4.transfectantとマウス胸腺細胞との混合培養による^3H取り込みによるbiossayによりhigh titer株をクローニングした。 5.IL2あるいはB7-2を移入したpackaging cellと各種消化器癌腫瘍細胞株とを混合培養し、IL2及びB7-2産生腫癌細胞の樹立を試みたが、現在のところ、蛋白産生量が極めて低い株しか得られておらず、混合培養の条件を工夫することでよりよい条件で検討しているところである。
|