研究課題/領域番号 |
05454406
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
藤 哲 弘前大学, 医学部, 助教授 (30142863)
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研究分担者 |
井上 貞宏 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (30241459)
坪 健司 弘前大学, 医学部, 助手 (20180044)
成田 俊介 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (00261446)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 血管柄付骨移植 / 腓骨 / 腸骨 / 大腿骨頭懐死 / 先天性偽関節症 / 下腿 / 横径増大 / MUSCLE SLEEVE / 移植骨 / 大腿骨頭壊死 / muscle sleeve / 臨床 / 基礎 / 創外固定 / 先天性下腿偽関節症 |
研究概要 |
1.血管柄付移植骨に付着するmuscle sleeveの運命:実験結果より、移植された腓骨と大腿骨の間に介在するmuscle sleeveは4段階の変性像を示しながらも、比較的長期に存在し、間隙に追加骨移植がされている場合のみ骨形成歯良好であった。臨床例の検討では、muscle sleeveが骨性組織に接していれば、骨性癒合が期待でき、とくに両者が圧迫される程接している場合、両者間に骨移植を追加した例で顕著であった。 これはmuscle sleeve周辺の骨から形成サレタ骨と考えられ、実験結果と一致した。 2.移植骨の肥大に関しては、移植骨に対する適度なstressがその大きな要因で、創外固定による負荷は良好な結果が期待でき、優れた手術方法であることが示唆された。先天性下腿偽関節症に対する血管柄付腓骨移植と創外固定の併用手術は早期の負荷歩行が可能で、移植腓骨の横径増大も旺盛で治療期間の短縮が可能であった。 3.骨懐死疾患に対する血管柄付骨移植の臨床的検討及び基礎的研究 大腿骨頭懐死症(厚生省難病指定疾患)に対する有茎血管柄付腸骨移植術の臨床例を検討した。懐死骨の荷重に耐えうる骨への置換は長期を要し、一旦陥没した骨頭軟骨及び軟骨下骨を血管柄付腸骨のみで支持することは無理と結論された。臨床成績に左右する因子としては、手術適応・移植骨の挿入位置および深さであった。従来、成績が安定しなかったより進行した例に対する、回転骨切りと血管柄付骨移植の合併手術の成績の良好であることが判明した。現在、実験動物(dog)を使用し大腿骨頭へ血管柄付骨移植を想定した実験を企画し基礎的実験を進行中である。仮骨延長法(創外固定器を利用し徐々に仮骨を延長、新しい骨を形成する技術)による新しい血管柄付骨移植モデルを作成するために基礎実験を進めている
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