研究課題/領域番号 |
05454507
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
高橋 直之 昭和大学, 歯学部, 助教授 (90119222)
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研究分担者 |
佐々木 崇寿 昭和大学, 歯学部, 助教授 (50129839)
宇田川 信之 昭和大学, 歯学部, 助手 (70245801)
須田 立雄 昭和大学, 歯学部, 教授 (90014034)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1994年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1993年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 波状縁 / 明帯 / ポドソーム / カルシトニン / p60^<c-src> / PI-3キナーゼ / 低分子量G蛋白rho / Pl-3キナーゼ / op / opマウス / oc / ocマウス / c-src / Focal adhesion kinase / ポドソーム形成 / 吸収窩 |
研究概要 |
試験管内で形成された破骨細胞を用い、骨吸収の開始と停止に関与するシグナルについて解析し、以下の結果を得た。 (1)試験管内で形成された破骨細胞を用い、新しい骨吸収活性評価系(吸収窩)形成系を確立した。 (2)c-fms(M-CSFレセプター)を介するシグナルは破骨細胞前駆細胞の増殖のみならず、破骨細胞への分化過程にも必須であることが明らかとなった。 (3)破骨細胞は象牙質切片上のみならず、プラスチックプレート上でもアクチンリングを形成し、極性化することが示された。プレート上の破骨細胞においても、波状縁の形成に必須なシグナルが伝達されることを示唆するものである。 (4)各種薬物を用いた実験より、破骨細胞の波状縁の形成には、p60^<c-src>,PI-3キナーゼ,低分子量G蛋白rho,p125^<FAK>を介するシグナル伝達系が関与することが示された。また、カルシトニンは破骨細胞のアクチンリングを強力に破壊したが、この破壊にはcAMPを介するAキナーゼ系のシグナルが関与することが示された。
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