研究課題/領域番号 |
05454508
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
亀山 泰永 朝日大学, 歯学部, 助教授 (50161245)
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研究分担者 |
愼 順玉 朝日大学, 歯学部, 助手 (30226336)
神谷 真子 朝日大学, 歯学部, 助手 (80181907)
八代 耕児 朝日大学, 歯学部, 講師 (50182316)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ラット耳下腺 / 開口分泌 / 分泌顆粒 / 腺腔側形質膜 / G-タンパク質 / 細胞骨格系タンパク質 / in vitro分泌モデル / 膜リン脂質代謝産物 / 形質膜 / リン脂質分解酵素 / 基底膜側形質膜 / 1,2-ジアシル-sn-グリセロール / 低分子量GTP結合タンパク質 / rabタンパク質ファミリー |
研究概要 |
高等動物細胞間およびその組織間の情報交換を知る上で、情報発信(分泌)機構の解明は重要な課題である。本研究では、この分泌機構解明のためのモデル細胞として耳下腺細胞と用い、分泌最終段階の開口分泌の解析が分子レベルでおこなえるin vitro分泌モデル系を用いて、分泌の制御機構の解明を試みた。このモデル系にはインタクトで高度に精製された分泌顆粒および腺腔側形質膜が必要であるがこれらの調製に成功した。さらにin vitroモデル系のassayシステムを確実にするため、同系の膜動態をfluorescence dequenching法により解析する方法を確立した。その結果、膜融合と分泌現象およびリン脂質分解代謝産物による開口分泌の制御が相同していることが明らかになった。分解代謝産物の生成酵素(リン脂質分解酵素)の細胞内局在の解析から、この酵素系が形質膜および分泌顆粒膜脂質に特異的に動的変化をもたらすことが明らかとなり、リン脂質分解酵素系が膜融合部位決定および分泌亢進の一つの要因になっている可能性が示唆された。これら酵素系は三量体または低分子量GTP結合タンパク質(G-タンパク質)で活性調節されているものが多く、さらに、両G-タンパク質は耳下腺細胞の形質膜および分泌顆粒膜での局在がそれぞれ異なっていた。この結果は、何れの酵素がどのG-タンパク質でどのように活性調節されているのかを今後の課題として残した。一方、細胞骨格系タンパク質は形質膜と強固に結合しており、分泌顆粒膜とは直接的には相互作用をしていないことを明らかにし、in vitro分泌モデル系を用いた解析から、細胞骨格系タンパク質が開口分泌の分泌抑制の要因になっている可能性が示唆された。以上の観察から、開口分泌部位決定と分泌亢進および抑制の制御機構の一端を分子レベルで解明することができた。
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