研究課題/領域番号 |
05454511
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古賀 敏生 九州大学, 歯学部, 教授 (00037540)
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研究分担者 |
伊藤 博夫 九州大学, 歯学部, 助手 (40213079)
平田 雅人 九州大学, 歯学部, 助教授 (60136471)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / 骨髄培養系 / マウス間質細胞株 / 細菌性リポ多糖 / デキサメサゾン / 情報伝達 / NF-κB / 骨髄細胞培養系 / NF-kB / 破骨細胞形成 |
研究概要 |
歯周疾患などの慢性炎症の遷延化に伴って認められる骨代謝調節の破綻に関連して、骨芽細胞および破骨細胞の細胞内情報伝達機構の解明をめざしている。これまで得られた主な所見は以下の通り要約される。 1.マウス骨髄培養系において、細菌リポ多糖(LPS)の破骨細胞形成に及ぼす影響を調べ、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(CM-CSF)が関与することを明らかにした。2.上記の破骨細胞形成を調べる骨髄培養系においコロニー刺激因子(GM-CFS)が関与することを明らかにした。2.上記の破骨細胞形成を調べる骨髄培養系において、歯周病関連細菌3種の異なるタイプのLPS標品と合成リピドAは何れも破骨細胞形成に促進的であり、それぞれの効果はLPSのリピドA部分によって担われていることを示した。3.グルココルチルコイドの過剰量を長期間使用した際の副作用の一つとされている骨粗鬆症の病因に関連して、同じ骨髄培養系を用いて、デキサメサゾンが破骨細胞形成に促進効果を示し、この効果にはGM-CSFの産生抑制を介する機序が関与していることを明らかにした。4.マウス骨髄細胞と骨髄間質細胞株ST2との共存培養下で形成された破骨細胞様細胞を大量の成熟した細胞集団として純化し、この実験系を用いることによって、M-CSFおよびインターロイキン1(IL-1)が破骨細胞の延命効果に有利に働くことを明らかにした。5.骨基質中の増殖因子である塩基性腺維芽細胞成長因子(bFGF)が上記のマウス骨髄培養系やST2との共存培養系において破骨細胞様細胞の形成を抑制し,さらに同細胞による骨吸収(象牙片上での吸収窩の形成)を抑制することを見いだし、その機序の解析をおし進めた。6.株化骨芽細胞をIL-1で刺激する際、転写因子NF-κBの活性化が認められた。現在、上記4と同じ方法で純化した破骨細胞様細胞を用いてIL-1刺激によるNF-κBの活性化に関して予備実験的結果を得ている。
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