研究課題/領域番号 |
05454536
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
太田 義邦 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50066974)
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研究分担者 |
池 宏海 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (30222855)
戸田 伊紀 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (20197891)
岡田 成賛 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (30160675)
諏訪 文彦 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (30067178)
奥田 仁志 大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (70067148)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | Dental implant / Microvascularization / Repairing of Wound / Bone / Monkey / Repairing of wound |
研究概要 |
酸性膜形成チタニウム(Anodized Tiimplant,POI)とポーラスセラミックの人工歯根を二ホンザル下顎骨に植立後、非機能期間を経て機能開始経過後について、人工歯根外周の修復組織すなわち骨・微細血管構築標本によって上部構造装着時期の適切性について検討した。ポーラスインプラント植立後2週までに上部構造を装着した場合はインプラント体の沈下を生じ、さらに4週後には上皮のdown growthをみた。植立後16週で上部構造を装着して2ケ月間機能させた場合、新生骨は二次骨小柱に成長していた。皮質骨内面に接するように偏位植立した例で植立後4週で、3ケ月機能させた場合、1ケ月後に新しく骨小柱が添加されてインプラント槽骨自体が肥厚していた。植立後非機能においた場合よりも、かえって槽骨形成に安定性がみられ、いわゆる刺激が骨形成の活性化に向かったと考えられる。POIシリンダー型では、植立後1週で1週間機能させた場合インプラント体の動揺と体外表面の毛細血管叢がみられた。植立後4週で機能させた4週後では、島状新生骨の追加形成が、さらに8週後では一応の骨integrationをみるも界面の酸化膜のimprintingには至らなかった。植立後12週、機能開始4週の場合、体底壁の新生骨が完全にcompactioningしており、さらに20週経過したものでは槽骨に変化がなかった。 本実験結果から上部構造装着時期を考慮すると、機能開始後インプラント槽骨の大きな成長を期待できるのは、植立12週後に機能が開始された場合、始めの4週で咬合機能付加による槽骨の再構築が起こり、それが20週で安定完成することが判明しつつある。
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