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新しい吸入鎮静法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05454545
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

原口 尚久  長崎大学, 歯学部, 講師 (00165010)

研究分担者 松尾 好  長崎大学, 歯学部, 助手 (40253687)
古澤 博久  長崎大学, 歯学部, 助手 (70219111)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワード精神鎮静法 / セボフルレン / 笑気 / 聴覚誘発電位(P300)
研究概要

これまでの研究により0.3MACセボフルレン吸入により,呼吸・循環への影響は殆ど無く、不快感も訴えず,吸入中止により速やかに回復し、被験者から良好な感想を得た事を明らかにし、その結果を第20回歯科麻酔学会総会にて発表した。今回は更に進んでその鎮静および鎮痛効果を客観的に評価する事を試みた。
客観的鎮静度の評価法として聴覚誘発電位の内、潜時の長いP300を選択しました。疼痛閾値の変化にはpain thermometerを用た。今回の研究は実験の主旨に賛同してくれた、歯学部学生20人を対象に行った。脳波用の電極は国際電極配置法に従いCZとPZに定め、不関電極は左右の耳朶に装着し、刺激音はヘッドホーンを介して与えました。熱刺激プローベは前腕部に装着し、反対側にスイッチを持たせた。テストガスはマスクを通して麻酔器より吸入させた。
P300と疼痛閾値はまず、ガス吸入前にコントロール値を測定し、その後はテストガス吸入により最終呼気濃度が0.1、0.2さらに0.3MACに達し、安定した時点。また、吸入停止により呼気中テストガス濃度が0%に達した時点で測定した。全被験者にセボフルレンおよび笑気を吸入させた。導出した波形は20回加算し、記録は刺激前100msecから刺激後600msecの期間とした。
その結果1.低濃度セボフルレン吸入により濃度依存性にP300の出現率減少、潜時延長、振幅減少が観察された。2.低濃度セボフルレン吸入による〓痛閾値の有意な上昇は認められなかった。
以上の結果より、セボフルレンに鎮痛効果は殆ど期待できないが、濃度依存性のcontorol可能な鎮静効果に期待が持たれた。この結果については第21回日本歯科麻酔学会総会にて発表した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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