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脳の情報伝達機構の遺伝子レベルにおける異常と脳機能障害

研究課題

研究課題/領域番号 05454667
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関愛媛大学

研究代表者

柿本 泰男  愛媛大学, 医学部, 教授 (60028305)

研究分担者 溝渕 睦彦  愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (00166042)
佐野 輝  愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (30178800)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1993年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワードドパミントランスポーター / 遺伝子多型 / Parkinson病 / 精神分裂病 / 蛋白カルボキシメチル化酵素 / ヒト赤芽球培養細胞 / クローニング
研究概要

最初に我々は今回の研究課題のうち「ドーパミン受容体D4多型性」の研究を進めるべく、研究方法の開発に着手した。他のG蛋白質共役型受容体との配列類似性のために特異的なドーパミン受容体D4多型性分析法の開発に手間取っている時期に日本を含め世界中の研究結果がすでに報告され始めた。そこで我々は対象遺伝子をドーパミントランスポーターに定めた。最近ヒト-ドパミントランスポーターのcDNAがクローニングされ、3'-非翻訳領域に40ヌクレオチドの繰り返し配列が存在することが明らかにされた。今回我々はこの繰り返し配列の検討を行なった結果、繰り返し回数は日本人集団で多型を示すことを証明し、日本人での多型パターンを検討した。この結果、健常日本人における繰り返し回数は7回から11回の分布を示すことを明らかにした。さらに、DAニューロンの変性疾患であるParkinson病、DAニューロン系の異常が考えられる精神分裂病の患者集団のDAT多型を正常対照集団と比較検討し、また家族性Parkinson病での解析を行った。これら疾患との有意な相関および家族性Parkinson病での特異な型の検出は得られなっかたが、日本人の中で沖縄住民に繰り返し配列の少ない傾向を見い出した。
一方、蛋白カルボキシメチル化酸素に関しては、我々が最近クローニングしたラットのcDNAを用い、ヒト赤芽球培養細胞からcDNAを単離・構造決定した。ヒトの本遺伝子の多型や精神神経疾患に特異的な多型性に関しては現在分析中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Akira Sano: "A 40-nucleotide repeat polymorphism in the human dopamine transporter gene" Human Genetics. 91. 405-406 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 佐野 輝: "ドーパミントランスポーター遺伝子多型と精神神経疾患" 神経化学. 32. 70-71 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Mutuhiko Mizobuchi: "Tissue-Specific Expression of Isoasparatyl Protein Carboxyl Methyltransferse Gene in Rat Brain and Testis" J.Neurochem.62. 322-328 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 武田良平: "ヒト赤芽球細胞におけるIsoasparatyl Protein Carboxyl Methyltransferase cDNAの配列決定" 神経化学. 32. 58-59 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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