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溶液内電子移動機構解明のための電気化学発光測定装置の試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 05554025
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 分離・精製・検出法
研究機関名古屋大学

研究代表者

小山 宗孝  名古屋大学, 情報文化学部, 助手 (90221861)

研究分担者 長村 俊彦  (株)ユニソク, 代表取締役
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1993年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード電気化学発光 / 化学発光 / 電解ストップトフロー法 / カラム電極 / パルス電解
研究概要

本年度は、溶液内電子移動反応機構を解明するための電解ストップトフロー・電気化学発光測定装置の設計および構築を中心に検討を進めた。
電解を行うカラム電極については電極材料や隔膜材料について詳細な検討を行ったうえで、炭素繊維を作用電極として充填した外径7mm、長さ30mmの多孔質ガラス管を使用する構成に決定した。溶液の移動方式については、コックレス型のピストンドライバーを新たに使用することにより、操作を簡略化をはかるとともに、加圧のためセルにかかる負荷を軽減した。また、光学セルについては、吸光測定に比べて倍の直径を持つ設計として、その部分から光ファイバーを通して高感度フォトンカウンティング検出器に光を導入する方式とした。
以上の設計に基づいて、電解ストップトフロー・電気化学発光測定装置の試作品が完成した。電解セル・光学セル・溶液駆動部はすべて一体型の構成としたため、結局、縦100mm,横150mm,高さ200mm程度のコンパクトな構成となった。集光光学系については、ルミノールの化学発光系により基礎検討を行った結果、充分実用性のあるものであった。
電解については、パルスシーケンスに関する検討を加え、標準のソフトウェアーを改良して、電解のトリガーをコンピュータから外部出力して一定時間電解したのちにピストンを駆動し光検出を行うことを可能にした。また、二系列の電解を個別に時間制御できる電位切替装置を作製することにより、10ミリ秒単位での厳密な時間制御も容易に行えるようになった。今後、実際の電気化学発光系についてさらに検討を進めていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Munetaka Oyama: "Resonance Raman measurement of electrogenerated short-lived intermediates by means of a pulse electrolysis stopped flow method." Journal of Electroanalytical Chemistry. 346. 281-290 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Munetaka Oyama: "Electrochemical Reduction of Cytochrome c by Using a Column-Electrolytic Continuons-Flow Method." Denki Kagaku. 61. 778-779 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Okazaki: "Development of Short-Pulse Fast-Scan Cyclic Differential Pulse Voltammetry Using a Microelectrode." Denki Kagaku. 61. 823-824 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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