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光周波数追従式干渉形光ファイバセンサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555018
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関北海道大学

研究代表者

大場 良次  北海道大学, 工学部, 教授 (20001779)

研究分担者 覚間 誠一  北海道大学, 工学部, 助手 (90204338)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1993年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードOFS / 千渉型 / ビート信号 / 光周波数 / 歪センサ / 半導体レーザ
研究概要

半導体レーザの光周波数を光ファイバで構成される千渉計のセンシング腕の光路長にロックすることにより、その光路長変化をディジタル的に精密に計測することにより、従来の千渉計測では困難であった静的ないし極低周波の歪を検出する原理に基づく光周波数追従式干渉形光ファイバ歪センサの原型モデルを設計し、その期待精度、安定性限界を理論的に検討した。さらに、提案した動作原理の妥当性を実証するために実験を行った。すなわち、2台の独立な半導体レーザを用いて、まず一方のレーザの光周波数をセンシング用光ファイバの光路長にロックしてその変化に追従させ、次にその光を、波長安定化したもう一方のレーザ光と混合して、混合光の強度中に発生するビート信号をマイクロ波周波数カウンタを用いて計数することにより、センシング用レーザの光周波数の変化をきわめて精密に決定することに成功し、動作原理の妥当性を実証した。さらに、同センサの原型モデルを実際に製作し、その特性測定を実施した。これらの成果の一部は、既に専門学術図書、各術雑誌、国際会議、学術講演会等で公表している。
本研究で開発された新しい千渉形OFSの原理は、種々のOFSに応用が可能である。今後は差し当たり、民間等との共同研究により、石油精製業等の装置産業の工場配管網の故障診断、予防保全を目的として、分布型歪センサを開発する計画である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 覚間 誠一: "光熱効果を用いた半導体レーザーの周波数安定化" 光学. 22. 434-439 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kakuma: "Frequency stabilization of a laser diode by photo-thermic feedback on active layer domain" SPIE Proc.1983. 10-11 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 覚間 誠一: "周波数ロック半導体レーザによる変位の光周波数変換" 第40回応用物理学関係連合講演会予稿集. 914 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 法彦: "半導体レーザ外部共振器モードのシフトによる微小変位測定" 第32回計測自動制御学会学術講演会予稿集. 317-318 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 覚間 誠一: "半導体レーザへの光帰還を利用した変位測定" 第29回応用物理学会北海道支部学術講演会予稿集. 110 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 法彦: "外部共振器設置型半導体レーザの周波数シフトを用いた変位測定" 第26回計測自動制御学会北海道支部学術講演会予稿集. 109-110 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉澤 徹: "光ヘテロダイン技術" 新技術コミュニケーションズ, 208 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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