研究分担者 |
沢部 雅二 (株)ミツトヨ, 筑波研究所, 取締役所長
岸浪 建史 (岸浪 健史) 北海道大学, 工学部, 教授 (00002048)
三好 隆志 大阪大学, 工学部, 教授 (30001796)
沢辺 雅二 (株)ミツトヨ, 筑波研究所, 所長
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研究概要 |
平成5年度・6年度の2ヵ年で実施され,以下の成果が得られた。 1.センサエレメントの設計および理論解析 1本の発光用光ファイバと8本の受光用光ファイバにより,位置ベルトルと単位法線ベクトルを同時に非接触で検出可能なセンサエレメントを提案・設計し,その特性・性能を理論的解析により明らかにした。 2.法線・位置連続検出型非接触プローブの設計および試作 シャド-効果を避けることのできる13個のセンサエレメントで構成されるプローブの設計を行った。また,本研究では5個のエレメントにより構成されるプローブを試作した。 3.自動キャリブレーションシステムの構築 NC割り出し台と三次元座標測定機をコンピュータで制御し,試作したプローブの自動キャリブレーションシステムを構築した。 4.データ検出・処理システムの試作開発 各センサエレメントから投光する光を測定中に動的に切り替え、受光用光ファイバで検出する信号をコンピュータに入力するデータ検出システムを試作開発した。また,同データから離散点の位置および法線ベクトルを求めるシステムを開発した。 5.自律探査測定システムの開発 試作したプローブおよびデータ検出・処理システムを三次元座標測定機と組み合わせ,未知の物理モデルを自律的に探査しながら測定するためのシステムの基本設計を行い,そのアルゴリズムを確立した。 6.形状モデル構築システムの開発 離散的多点位置および単位法線ベクトルデータから物理モデル形状を構成する曲面(平面,円筒面,球面,円錐面,円環面,および自由曲面)を識別し,計算機モデルとして構築する基本的システムを開発した。
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