研究課題/領域番号 |
05555062
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
中島 正弘 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (70124170)
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研究分担者 |
井戸 勇二 フキアゲハイテクス(株), 生産技術室, 研究員
江崎 秀司 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (40185111)
内谷 保 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (70038107)
南金山 裕弘 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (40222179)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 流体素子 / 流れの可視化 / 画像処理 / 散水器 / 火山灰 |
研究概要 |
太陽熱集熱器のパネル面上の降灰を散水・除去する装置の開発を目的とした散水器に関する研究の一環として、流体論理素子の発振原理を応用した散水器を考案・試作した.そして、本試験研究においてはこれらの散水器において、水噴流の散水角度や散水量分布について調べ、以下の結論が得られた. 1.散水器出口幅および圧力回復孔直径を種々、変化させた場合の散水角度を調べた結果、出口幅が大きくなるにつれて水噴流は左右に発振し始め、散水角度も次第に大きくなる.そして、ある出口幅で最大の散水角度をとったあと、散水角度は減少することが明らかになった. 2.散水器出口幅および圧力回復孔直径を種々、変化させた場合の散水量分布を調べた結果、圧力回復孔直径が大きくなるにしたがって、噴流中心軸まわりに分布する針状の散水量分布、噴流中心軸付近を最大として噴流外縁に行くにしたがって次第に減少する正規分布形の散水量分布、さらには噴流中心軸付近よりも噴流外縁付近に最高散水量が認められる散水量分布へと変化していくことが明らかとなった. 3.散水器の圧力回復孔直径を特定したときの試験結果から、散水器出口幅が大きくなるにしたがって、散水量分布は次第に散水器に接近するように分布することも明らかとなった. 4.散水量分布を定量的に評価する指標として、平均散水深さを導入した結果、前述したような針状の散水量分布の場合には平均散水深さは大きな値をとり、散水量分布が均一化するにしたがって、平均散水深さは次第に小さくなってくることも明らかになった.
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