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超音波画像差分法による心臓・冠血管内血流動態可視化装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 05555114
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

千原 国宏  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (80029561)

研究分担者 田内 潤  大阪大学, 医学部, 助手 (20197544)
大城 理  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (90252832)
今井 正和  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60193653)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
1993年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
キーワード非侵襲計測 / 血流速度 / 流れの可視化 / 医用画像計測 / 超音波画像
研究概要

本研究は、毎秒120フレーム以上の画像計測レートをもつ超高速走査型超音波画像診断装置によって、血流とともに移動するエコー増強剤の超高速Bモード映像を計測し、流れと臓器形態を同時に可視化する血流動態可視化装置を開発しようというものである。なお、本試作装置は、心臓血管系疾患の早期発見と疾患の定量的診断に有用な臨床技術としての期待が大きく、早期に開発を終了することが望ましいので、以下の単年度計画で実行した。1。血流動態可視化装置の試作:高速ワークステーションを中心に、高速画像処理および合成画像出力が可能な装置を制作した。しかし、画像入力装部は医用画像計測装置の画像フォーマットの国際標準化が遅れているので、光磁気ディスクに対応する方式を採用した。2。モデル流路による試作装置の性能評価:自由流路および管流路を作成成し、マイクロカプセル混濁液を用いた実験を施行し、本手法が有用な流れ可視化法であることを実証した。なお、当初計画していた拡大と縮小を組み合わせた処理法よりは、メヂアンフィルタを主体とした処理方法の方が適しているという知見がえられた。
3。動物実験の施行と実用化への問題点の整理:当初計画では、動物実験による検討を予定していたが、画像入力部の設計と制作に手間取り、実施できなかった。なお、実用化に向けての問題点については、モデル流路実験によって得られた知見を中心に整理した。
以上、新しいアイデアによる流れの可視化に成功し、超高速フレームレートDSE法の基礎を固めることができたので、今後は、コントラストエコー法において利用されているマイクロバブルを可視化対象とした臨床研究の進展に努力していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木村 剛士: "超温波高速度差分断層法を用いた血流速度の計測" 第38回システム制御情報学会研究発表講演会講演論文集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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