研究課題/領域番号 |
05555148
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桑原 雅夫 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50183322)
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研究分担者 |
赤羽 弘和 千葉工業大学, 土木工学科, 教授 (60184090)
柴崎 亮介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70206126)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | 画像処理 / ビデオ / 車両走行軌跡 / 自動トラッキング |
研究概要 |
本研究は、各車両の準2次元的運動軌跡をトラッキングすることを目的とし、数百メートルの長さを持つ道路区間を対象とし、気球に設置したビデオカメラを用いて、様々な交通状況を連続撮影した映像から、車両の軌跡を読み取るシステムの開発を試みたものである。マニュアルによる計測方法を確立した後、コンピュータによる自動計測システムの開発を行い、さらに、自動計測システム開発の後、システムの検証を行った。 これにより、従来のループ式や超音波式などの感知器により得られる交通量が密度などの巨視的な観測量だけでなく、加減速や車線変更など個々の車両の微視的な挙動を短時間で効率的に把握することが可能となる。 マニュアル計測手法をベースにして、基準点の認識、座標変換、車両の認識の順に車両を自動計測するシステムを開発し、検証は、実際に8mmCCDビデオカメラを気球に搭載し、空中から東名高速道路を撮影した画像を用い、その画像をマニュアルにより処理した計測結果とシステムの自動計測による計測結果を比較することで行った。 検証の結果、認識率については大変良い結果が得られたが、精度については、反射の弱い車両や大型車などに多くの誤差が見られた。今後は、さらに精度の向上を目指すとともに、斜め前方から撮影した車両の重なりがあるビデオ画像の画像処理技術の開発を行っていきたい。
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