研究分担者 |
安谷屋 信一 琉球大学, 農学部, 助教授 (20128466)
長村 智司 奈良県農業試験場, 総括研究員
寺林 敏 京都府立大学, 農学部, 講師 (70155472)
大井 美知男 信州大学, 農学部, 助教授 (80167296)
桝田 正治 岡山大学, 農学部, 教授 (90026617)
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配分額 *注記 |
17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1993年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
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研究概要 |
「新素材・新システム利用による生産の場の拡大」では,(1)逆浸透膜を利用した膜耕地で,レタス,ヒメコリウスなどの幼苗期での栽培が可能になった.(2)底面給水法の開発により鉢物花卉栽培の規模拡大が可能になった。(3)洋種クモマグサ,オランダヒメフウロの容器内開花の条件を明らかにし,ボルトフラワーの企業ベースでの生産の可能性が明らかになった.「環境・エネルギーの有効利用による生産の場の拡大」では,(1)アルストロメリアの生態反応を明らかにし,これらの結果をもとに,地中冷却栽培法を用いて秋季に高品質の切り花を生産する技術を確立した.(2)ワサビの発芽条件を詳細に検討した.これらの結果をもとに,生産地でのセル成型トレイ育苗法を確立し,苗を特定の場所で集中して大量生産することが可能になった.これまで育苗ハウスが点在し,景観が損なわれていたが,苗の集中大量生産により育苗ハウス群が激減し,環境保全に役立つことが期待される.(3)放棄された大規模な坑道内でのホウレンソウの周年栽培が可能になった. 「栽培工程の見直しによる生産の場の拡大」では,(1)キチゴリレー苗生産方式による暖地での促成栽培が可能になった.北海道土幌町で育苗したイチゴリレー苗生産方式は香川県の生産者に普及しつつある.(2)キクのプラグ苗生産による機械移植のための基本技術が確立された「新作型の開発による生産の場の拡大」では,(1)ワケギ16品種を用いて沖縄県の夏秋期における作型に適する品質‘宮崎'を選定した.しゃ光処理と反射マルチを用いることにより,夏秋期にも高品質のワケギの生産が可能であることを明らかにした.(2)ネギの花芽分化を日長・温度を制御することにより、これまで生産量が著しく少ない6-7月に収穫できることを明らかにした。 これらの成果をとりまとめ印刷物として刊行した.
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