研究課題/領域番号 |
05557038
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
友池 仁暢 山形大学, 医学部, 教授 (90112333)
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研究分担者 |
伊藤 恒賢 山形大学, 医学部, 教務職員 (80241719)
中村 秀範 山形大学, 医学部, 講師 (30240675)
大和田 一雄 山形大学, 医学部, 助教授 (60101010)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1994年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1993年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / 高脂血症 / WHHL家兎 / 中性脂肪 / 遺伝性高脂血症家兎 / 高コレステロール血症 / 高トリグリセリド血症 / 血管造影 |
研究概要 |
1.高脂血症家兎の選抜育種 WHHL(Watanabe heritable hyperlipidemic)家兎の選抜育種を行った。生後2ヵ月目に採決し血清コレステロール値が400mg/dl以上の家兎をWHHLホモ接合体,400mg/dl未満をヘテロ接合体と判定した。3ヵ月齢ではホモ接合体の血清コレステロール値は700〜1050mg/dlを示し,ヘテロ接合体は300mg/dl以下であった。3ヵ月齢時に調べた血清トリグリセリド値はホモ接合体で200〜1000mg/dlの幅広い範囲に分布した。そこで、ホモ接合体のうちトリグリセリドが高い個体について選抜交配し、高トリグリセリド血症の遺伝形式を検討した。高コレステロール血症と高トリグリセリド血症を併せ持つ系を確立する目処がついた。トリグリセリドが低い素因についても系の確立を試みた。これらの純系動物について大動脈粥状硬化病変、冠動脈硬化病変、心筋壊死巣の広がりと程度について対比検討中である。すなわち、高コレステロール血症と高トリグリセリド血症のいずれが虚血性心疾患、特に心筋梗塞の発症に関与するかが明らかになるものと期待される。 2.軟X線撮影装置の導入による冠動脈局在病変の検出と分布の解析 本年度の設備として軟X線撮影装置を設備した。Ba-ゼラチン混合液やミクロフィルを冠動脈に注入することによって冠動脈の起始部から微細な血管に至るまでの冠動脈造影が可能となった。WHHLの冠動脈狭窄病変は冠動脈の起始部に好発した。
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