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尿、便等の臨床検体によるPCRを用いたがんの早期診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05557059
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京大学

研究代表者

渡辺 俊樹 (渡邉 俊樹)  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30182934)

研究分担者 森 茂郎  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
武藤 徹一郎  東京大学, 医学部, 教授 (20110695)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
1994年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1993年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
キーワード癌遺伝子 / Ki-ras遺伝子 / 突然変異 / PCR / 非アイソトープ / 臨床検体 / 癌 / 早期診断 / ras遺伝子 / マイクロタイタ-ウェル / 便 / 尿
研究概要

本研究は、喀痰・便・尿などの日常臨床で容易に採取可能な検体からDNAを抽出し、癌特異的な癌遺伝子・癌制遺伝子の変異を簡便かつ迅速に検出する実験系の構築を目指し、その基礎的・実際的側面を検討することを目的とした。具体的には、実用的かつ部位によらず遺伝子の点突然変異を検出できる新たな方法の開発に向けた技術的な基礎検討を行うと共に、対象となる検体及びその処理法に関する検討、臨床検査レベルでのPCR系の実用性の検討などを行うものとした。
項目的には1、検体採取法と処理法の検討、2、変異遺伝子の検出法の基礎検討、3、コンタミネーションの予防法の確認、4、固相化プローブによる非アイソトープによる検出系の検討等を行った。検体の保存は、冷凍で2週間以上は分析可能であることが明らかになった。DNA抽出法は、glass beads法に基づくキットを用いることにより、簡便かつ安定にPCRによる解析可能な検体を調製出来ることが明らかになった。変異遺伝子の検出法に関しては、我々の考案したS1ヌクレアーゼ法が不適切であることが明らかになったため、新たな方法を検討中である。特異オリゴマープローブを用いて変異を検出する方法の非アイソトープ化を検討し、臨床検体からドットブロット法によってアイソトープを用いずにras遺伝子の変異を検出できることを示し、第17回日本分子生物学会年会において報告した(第17回日本分子生物学会年会)。固相化プローブによるマイクロタイタ-ウエル内での検出については現在検討中である。PCR産物によるコンタミネーションの予防法に関しての検討結果から、検査室レベルでの取り扱いでを確実に予防するには、dUTP-UracilN-glycosylase処理がもっとも適しているとの結果を得た。
これまでの実験からは、新たな変異遺伝子の技術は確立しておらず現在も検討中であるが、我々のこれまでの検討から臨床検体を取り扱う基本的な知見は集積されたと考えられる。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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