研究課題/領域番号 |
05557101
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
升島 努 広島大学, 医学部, 教授 (10136054)
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研究分担者 |
結城 泰信 日本分光(株), 素子技術部, 主任研究員
内藤 正幸 オリンパス光学(株), 第2開発部, 研究室長
田村 敦史 広島大学, 医学部, 助手 (30261225)
小澤 孝一郎 広島大学, 医学部, 講師 (10211822)
吉城 泰信 日本分光(株), 素子技術部, 主任研究員
田村 恵子 広島大学, 医学部, 助手 (60243557)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
1994年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1993年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
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キーワード | ビデオ顕微鏡 / 画像解析 / 蛍光偏光解消 / イメージング分析 / 薬物スクリーニング / 膜分子動態 / 薬理動態 / ビデオスペクトロメーター |
研究概要 |
1.ビデオナノスペース顕微鏡の開発 ナノスケールの分解能を追求して、除震や画像解析手法を駆使し、明視野像で、60nmの分解能までの向上を図り、暗視野顕微法では、10nmの金コロイドが見えるようになった。 2.蛍光偏光解消ビデオ顕微鏡の開発 蛍光プローブを導入した細胞膜の分子運動性を可視化する為、蛍光偏光解消度の画像化システムを構築、分子の動きの追跡できる蛍光異方性像がとれるようになった。 3.レーザースケーリング顕微鏡の開発: 交差したレーザー光が作成する干渉縞が、光スケールとして、細胞などの2,3次元の形態を評価する新しい顕微鏡を開発した。 4.新薬理動態解析法の開発 高分解・明視野ビデオ顕微鏡により、好中球の貧食、開口放出に対する細胞骨格分子の寄与を、各種薬物による、挙動変化から、解析できる事を証明した。 蛍光偏光解消顕微法により、小腸絨毛上皮細胞の分子が、吸収促進剤で急激に運動性を増す事が分かった。これも、吸収促進剤のスクリーニングに利用できる事を示した。 パルスインジェクションフロー法により、気管繊毛へ薬物を送達し、その運動変化から去痰薬の効果が評価できる事が分かった。 れら、いずれの成果も新しい薬物スクリーニング法として利用でき、本顕微分析法が、創薬の為の新しい基盤技術となると確信した。
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