研究分担者 |
益子 典文 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10219321)
野町 芳夫 三菱電機株式会社, 衛星通信営業部, 主幹
吉江 森男 (吉江 森雄) 筑波大学, 教育学系, 助教授 (30133044)
渡辺 光男 筑波大学, 教育学系, 教授 (90015850)
菊川 健 放送教育開発センター, 教授 (80056001)
木村 晶博 株式会社SCC, メディア事業部, 主任
西之園 晴夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90027673)
金子 功 株式会社SCC, 常務取締役
及川 昭文 茨城大学, 人文学部, 教授 (30091888)
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配分額 *注記 |
18,600千円 (直接経費: 18,600千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1993年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
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研究概要 |
1.通信衛星を用いた効果的な教育方法の確立 (1)現職大学院生を対象にした研究能力を高めるティームティーチング:大学の概論的授業ではなく,大学院生を対象に,その研究論文を作成するのを支援するための「研究能力」の育成を目的とする実験授業を実施しシステム構成・教育効果のおおまかな評価を行った(北海道,東京,鳴門,広島,福岡の各地を相互中継)。 (2)教育の地域格差を是正する通信衛星利用:総務庁統計局主催の「統計指導者講習会」を通信衛星を使って全国に中継し,より多くの参加者が聴講可能な環境を整備し,実験授業を実施した。また合わせて全国の参加者にアンケートを実施し,現職職員を対象とした衛星通信教育システム開発のための基礎データを収集した。 以上2つの実践を通し衛星通信教育システムの技術上・工学上の問題点は,それを克服する見通しがたてられた。また,将来日本の各地方を対象として現職職員対象のシステムを構築したときの制度面についても,収集したデータを分析することによって見通しをたてることができた。 2.情報教育カリキュラムの開発 実践的な情報教育カリキュラムを提供する統計教育カリキュラムの開発:開発したカリキュラムは主に小学校・中学校を対象とし,複数の実践例を含んでいる。このカリキュラムを上記(2)の実験講座において,現場の教育実践者とのティームティーチング方式により実際に使用した。この情報教育カリキュラムは,各種CAIシステム,衛星通信教育システムにも移行することが可能なように,フレーム化して蓄積してあり,効果的な利用が可能な形になっている。
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