研究課題/領域番号 |
05558010
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 福井工業高等専門学校 |
研究代表者 |
吉村 忠与志 福井工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (60042991)
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研究分担者 |
酒井 紀生 (株)酒井染料商会, システム部, 主任研究員
藤上 義弘 (青山 義弘 旧姓) 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助手 (40249785)
SAKAI N Sakai Dye Company, Ltd., Chief Scholar
酒井 紀夫 (株)酒井染料商会, システム部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 悪臭計測エキスパートシステム / 半導体ガスセンサ / 悪臭の原臭化合物 / パターン認識法 / 悪臭原臭化合物 / ガスセンサシステム / 悪臭センサ / 匂いセンサ |
研究概要 |
匂いや味を計測・評価できる化学センサの研究開発が進められているが、いまだに実用化されていない。我々は、半導体ガスセンサを複合化した化学センサシステムを開発して、基礎的な研究を行ってきた。 科学研究費助成によって、悪臭計測エキスパートシステムを設計して、実用機第一号を製作した。この第一号機を用いて、悪臭の原臭化合物の識別を検討した。まず、化学物質の匂い識別を試みる目的で、アンモニア、硫黄化合物およびアルコールに選択的に応答を示す半導体ガスセンサを複数種集合して、そのセンサ応答データをパターン認識法を用いて解析し、悪臭を発する混合ガス試料を識別するシステムを構築した。このシステムを実用化するために、悪臭計測エキスパートシステムを構築した。 悪臭を発生する物質について、単一ガス物質、および二成分混合系のガス試料を識別できる悪臭計測システムとして、ほぼ実用化にめどをつけることができた。本研究は、従来の人間による官能試験とは異なり、この作業をコンピュータ支援のもとで代役できるシステムの可能性を示したことは意義深いものと思われる。本研究の成果を環境教育的な立場で、教育現場に適応して行きたい。
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