研究課題/領域番号 |
05558020
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
鮫島 宗弘 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80015437)
|
研究分担者 |
世木 秀明 千葉工業大学, 工学部, 講師 (60226636)
三田 勝己 愛知県発達障害研究所, 治療学部, 部長 (40100169)
出口 利定 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50143623)
氏森 英亜 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10015448)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
|
キーワード | 養護訓練 / 事象関連電位 / 成分分離 / 認知的葛藤課題 / 音声認知 / カテゴリー知覚 / 文字情報処理 / 自己回帰モデル / 脳波 / ネットワーク処理 / 運動関連脳電位 / カスケードモデル |
研究概要 |
(研究目的) 障害児の養護訓練効果を、多面的な生理心理学的情報の定量的解析によって計測し、結果を実践的治療教育場面に迅速に還元する方法を開発するための基礎を確立する。 (研究成果) I.生理心理学的指標による養護訓練効果定量計測法の開発 認知情報処理パラダイムと事象関連電位計測の結合によって下記の研究成果が得られた。 A.養護訓練による生理心理学的指標の変容過程の解明 1.心身の適応について 二次元ARモデルによる頭皮上脳波の空間分布と部位間関係が行動状態の安定性の有効な指標となる。 2.感覚・運動機能の向上について 認知葛藤課題における反応時間と成分分離事象関連電位によって、刺激受容・評価系から反応生成系への神経情報処理過程を解明することができ、両情報処理系間の情報伝達の良否が運動障害発生の要因となる。 3.意思の伝達について 語音聴取時の事象関連電位はカテゴリー知覚と密接な関係を有し、音声認知の神経過程解明の有力な手掛かりとなる。また、漢字・仮名読みの異なる符号化過程を反映する事象関連電位が得られ、失語症解明の手掛かりが得られた。 B.生理心理学的生体情報の統合的計量システムの開発 脳波・筋電図などの生体現象について、自己回帰モデルによる解析方式が確立され、脳波・事象関連電位構成成分の周波数・時間領域の成分分離法がパソコンレベルで実用化されたほか、S/Nの良好な小型生体能動電極が実用化された。 II.障害児生理心理情報の治療教育場面フィードバック方式の開発 EWSによる生理心理学的生体情報の統合的計測システムをWindows管理下のマイクロコンピュータへ移植し、学内LANとの結合によって、解析結果の治療教育場面へのフィードバックが可能となり、小規模のネットワークによる運用が試行された。
|