研究課題/領域番号 |
05558037
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松本 吉弘 京都大学, 工学部, 教授 (50219523)
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研究分担者 |
大森 匡 京都大学, 工学部, 助手 (30233274)
鰺坂 恒夫 京都大学, 工学部, 助教授 (30175864)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1994年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1993年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | CASE / リピジトリ / ツール統合 / ソフトウェア開発環境 / ソフトウェアプロセス / ユーザインタフェース / リポジトリ / CASEリポジトリ / オブジェクト指向データ設計 / PCTE / KyotoDB |
研究概要 |
本研究は、ソフトウェア開発保守支援(CASE)環境において、ソフトウェアプロセスとプロダクトを統合的に管理するリポジトリの構築を目的として行った。2年間に渡る研究期間の初年度は、PCTEによるデータ統合の基本設計を中心に研究開発を進めた。それまでにプロトタイプを開発していたソフトウェアエンジニアリングデータベースkyotoDBを基礎とし、オブジェクトストリームと呼ぶデータ変換形式を用いて、PCTEのスキーマ定義集合で規定されるオブジェクト管理システムの機能を活用できるような構成とした。 第2年度においては、データ統合機能の詳細設計と実現、およびソフトウェアプロセスをCASE環境に統合し、プロセスや方法論の変化に対応できるユーザインタフェースに関する研究試作を行った。PCTEによるデータ統合は実体・関連モデルを基礎とし、リンクカテゴリによりある程度の関連の型づけを行っているが、インスタンスレベルの意味制約をプログラム任せにしているため、リポジトリ機能として不十分である。本研究では実体、関連、属性の各要素間に存在しうる構造的、静的な制約、および実際の対象データに対する操作上の制約とを分類、整理し、いままで以上に応用プログラムの共通機能をリポジトリ機能として抽出した。また、このようなデータの型記述、制約記述から、それを操作するアクティビティ関数の枠組を自動生成する機構を開発した。プロセス統合に用いられるユーザインタフェース(UI)については、意味指向グラフィカルエディタを設計、開発したとともに、UIで処理される情報の分類を基本として、物理モデルと論理モデル(ソフトウェアプロセス)の分離、およびその間の情報変換を設計した。
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